ナチュロパシーとは、クライアントの身体、心、精神を一体とみなし、自己治癒力を正常に働かせることにより心身のバランスを整え、症状を抑えるのではなく、根本原因を治療する自然療法です。ホリスティックなコンサルテーションを行い、症状を引き起こしている根本原因を探します。
その治療においては、伝統的にヨーロッパで用いられてきた西洋ハーバルメディシンと栄養学を用いて生化学的に、また、ホメオパシーやフラワーエッセンスを用いて、心理的、エネルギー的にアプローチします。
ナチュロパシーでは、以下の原理原則に基づき、コンサルテーションを行います。
ナチュロパシーの原理原則
1. Healing power of nature (vis medicatrix nature)
- 自然治癒力を引き出し高めること
2. Identify and treat the causes (tolle causal)
- 症状を抑えるのではなく、根本にある原因を探し出し治療すること
- 自然治癒力の働きを邪魔しているものを取り除くこと
3. First do not harm (primum non nocere)
- まず第一に、クライアントに害を与えないこと
- 最小限の治療と関与で、クライアントに過度な負担を与えないこと
- 治癒をしようとする過程である「症状」を対処療法的に抑えないこと
4. Doctor as teacher (docere)
- 治療を行う者は教育者であること
- 自分の健康に責任を持てるよう、クライアントを導くこと
5. Treat the whole person (tolle totem)
- クライアントは、物理的、心理的、感情的、遺伝的、環境的、社会的、精神的な総合体
- その全体象を対して、治療にあたること
6. Prevention (preventare)
- 病気の予防と、ウェルネス(肉体的・精神的に健康である状態)の促進