フード・バイオコンパティビリティ検査

フード・バイオコンパティビリティ検査とは?
バイオコンパティビリティとは生体適合性を意味します。フード・バイオコンパティビリティ検査は、500品目以上の食品および家庭用品を対象にし、それらが細胞レベルに及ぼす影響を特定する試験です。あなたとそれぞれの食品や家庭用品の細胞レベルでの適合性を把握することができます。

このテストの目的は?
フード・バイオコンパティビリティ検査は、30年以上にわたる経験豊富なオーストラリアのナチュロパスによる研究のもと作られました。 テストの背後にあるのは、特定の食物や製品が免疫系を妨害し、正常に機能しなくなることで、身体の「病気」が悪化するという原則です。 不適合な食物や製品が体に供給されると、細胞は最適に機能できなくなり、免疫反応、炎症、その他の反応性症状を引き起こす可能性があります。検査結果に基づくウェルネスプログラムでは、4週間から6ヶ月の間、これらの食物を取り除き刺激を減らすことにより、炎症や過剰な免疫反応を減らし、自己治癒力を働かせる時間を与えます。また、一定期間が過ぎた後に行う再テストにより経過を確認することができます。

誰がこのテストを使用すべきでしょうか?
以下の諸症状やその他慢性疾患を抱えている人、または様々な食事療法を行っているのになかなか症状が改善しない人
・乾癬、酒さ、ニキビ
・消化不良、膨満感、胸焼け、過敏性腸症候群(IBS)、下痢、便秘
・喘息、副鼻腔炎、花粉症
・皮膚の発疹、湿疹、アトピー
・頭痛と片頭痛
・関節炎、慢性の痛みや炎症
・ADHDと子供の行動の問題
・子供の消化器、皮膚などの問題
・慢性疲労
・ダイエット

遅延性食物アレルギー検査と違うのですか?
遅延性食物アレルギー検査を含む他のほとんどのテストでは、タンパク質に対する抗体のレベルを測定します。フード・バイオコンパティビリティ検査は、アレルギー検査または不耐性検査ではありません。

結果はどのようにして使用しますか?
フード・バイオコンパティビリティ検査をもとにナチュロパスがパーソナライズされた食事プランをアドバイスします。4週目ぐらいで多くの症状が平均60〜80%改善します。 これは、食事のアドバイスを個別化するのに最適な方法であり、特にデトックスプログラムの前に把握することで、ウェイトマネジメントに非常に効果的でもあります。この検査結果を導入することで、より早く体質改善を行うことが可能です。

検査だけ行うことは可能ですか?
フード・バイオコンパティビリティ検査はナチュロパシーコンサルテーションにおける個人の全体を把握するためのツールの1つです。人の体は複雑で様々な要因が絡んで不調を起こします。フード・バイオコンパティビリティ検査の結果だけで自己治癒力をあげることができるわけではないので、コンサルテーションを受けられたことのない方は初回コンサルテーションをお受けください。過去にコンサルテーションを受けられたことのある方は、検査のみ行っていただくことが可能です。

検査の方法は?
小さじ1/2ほどの少量の髪のサンプルをもとに検査します。毛先だけでもよく、染めた髪でも使用でき、痛みのない安全な検査です。

食品リストは日本の食材ですか?
日本の食品を対象にした日本パネルをご利用いただけます。日本パネルは結果が日本語で出てきます。オーストラリア在住の方でオーストラリアの食材・家庭用品を検査されたい方はオーストラリアパネルを選んでいただけます。オーストラリア在住の方の場合、Coles、Woolworths、およびALDIの一般的な製品のリストを追加購入が可能です。(プラス3000円)

赤ちゃん用やペット用の検査はありますか?
オーストラリアの食品・家庭用品の赤ちゃん用・ペット用の検査はあります。検査結果は英語です。検査結果サンプルなど詳細については別途お問い合わせください。

検査費用(税込):15分の電話での結果説明込み
日本語パネル(500+品目):28,000円
英語パネル(500+品目):28,000円
Coles、Woolworths、およびALDIの一般的な製品のリスト追加:プラス3,000円
ペット用:18,000円
お支払い方法:銀行振込、クレジットカード、Paypal、Apple Pay、Google Pay
お申し込み・ご購入方法:ショップの「検査」カテゴリーからお選びください。

※ オーストラリア在住の方は検体の郵送費が不要なため金額が変わります。別途お問い合わせください。

サンプル:
日本語パネル(食品リストと結果サンプル
英語パネル(オーストラリアスタンダード食品・家庭用品リスト
Coles、Woolworths、およびALDIの一般的な製品のリスト
赤ちゃん用(英語のみ)
ペット用(英語のみ)※コンサルテーション不要です。

以下は検査を取り扱うNaturopathic Services社から提供されている検査に関するQ&Aです。コメントはNaturopathic Services社によるものとなりますのでご了承ください。

Q&A

質問:どのくらいの髪の毛が必要ですか?
答え:小さじ 2 分の1程度の量で、どの部位の毛髪でも大丈夫です。もし、赤ちゃんなど毛髪 がない場合は、唾液を綿棒に付けたものをジップロックの袋に入れて下さい。

質問:ヘアカラーをしていたらテストを受けられないですか?
どのような髪でもテスト出来ます。

質問:このテストはプリックテスト(皮膚テスト)や血液検査とどのように違うのですか?
プリックテスト(皮膚テスト)や血液検査はアレルギーのような症状をテストします。アレルギー や類似の症状の根本には免疫システムが損なわれ、細胞機能が弱まっていることが多くみられます。 バイオコンパティビリティテストは、細胞機能のレベルをテストするようにデザインされています。 不十分な細胞機能は炎症につながり、炎症はほとんどの病気に関わっています。つまり、バイオコンパティビリティテストはより根本的なレベルをテストします。 

質問:これは、アレルギーテストですか?
いいえ、これは適合性をテストするもので、食べ物や製品が個人と適合するかしないかをテストします。

質問:なぜ6ヶ月間、赤字で記された食べ物を避けなければならないのですか?
最大の効果を得るために6ヶ月間をおすすめしています。通常4週間目で75%の改善が見られます。ただし、組織に損傷がある場合は、修復にもっと時間が必要です。この理由から、最低でも6ヶ月間プログラムを続け、その後に再テストを行うことをおすすめしています。ある品目はもっと時間がかかることもありますし、組織の損傷の具合によっては、ある品目はずっと避けなければならないこともあります。

質問:どうしてリストの黒字の食べ物しか食べてはいけないのですか?
すべての食べ物や製品はリストに含まれておらず、含まれていないものは不適合とみなしています ので、個別にテストして下さい。同じ食品でも他のブランドでしたら、不適合です。1週間に3回 たった1種類の不適合な食べ物を食べているだけでも、修復のプロセスを遅らせたり、止めたりす ることさえあります。

質問:除外していた食べ物を再び取り入れるにあたって、どのようにしたらよいですか?
リバウンドのリスクを減らすために、食べ物を再び取り入れる時には厳格なルールがあります。その際には、あなたのプラクティショナーに指示を仰いで下さい。再テストは6ヶ月から9ヶ月の間にすることをおすすめします。再テストのインストラクションは再テストレポートに書いてあります。

質問:6ヶ月後の再検査で同じ食べ物のいくつかはまだ赤字で示され、さらにいくつか新しいものも赤字 で示されています。これはどうしてですか?
ボーダーラインにあった食べ物が6ヶ月間の間に不適合のレベルになることがあります。以前赤字で示された食べ物が黒字で示されたとしてもリバウンドを避けるため、ゆっくりと取り入れることをおすすめしています。(詳細は「食べ物を再び取り入れる」の項目をご覧下さい)

質問:再テストは必要ですか?
赤字で示された食べ物を急に再び取り入れると、症状が戻ったり、多くは悪化したりすることがあり、このプログラムで行ったことを無意味にしてしまいます。再テストは6ヶ月から9ヶ月の間にすることをおすすめします。この時点で約75%の不適合な食べ物は適合に変わっています。いくつかの品目はそのままで、新しい品目が加わることもあります。新しい赤字の品目と最初のリストの赤字の品目を合わせて4週間避けて下さい。その後で、厳しいルールに沿い、赤字で示されていた食べ物を再び取り入れることが出来ます。

質問:再検査では少しの改善しか見られませんでした。どうしてですか?
まず、6ヶ月間きちんとプログラムに沿っていただいたかどうかが改善を左右します。次に、体がもっと時間を必要としていることもあります。また、ウイルス、寄生虫、重金属が影響していることもあります。

質問:症状が悪化するのは普通ですか?
口臭、舌の苔、過剰な粘液、目やになどの排出現象が起こることがあります。これは個人の毒性のレベルによります。肌の状態が一時的に悪化するのは、肌が排出器官のひとつであるからです。このような症状が出ましたら、コンサルタントにご相談下さい。

質問:どのくらいで良くなりますか?
症状が緩和するのは3日から10日くらいです。4週間目の終わりには、体は修復のステージに入っています。期間は症状の度合いによります。

質問:食べ物を取り除くことで、どのように症状を改善しますか?
このプログラムでは症状ではなく、根本的な問題を改善します。

質問:どうしてじゃがいもは食べれてもじゃがいも粉は食べられず、小麦粉が食べれて、パンが食べられ ないのですか?
加工や料理をすることで、食べ物の構造が変化するからです。

質問:なぜ鶏舎の卵は食べられて、オーガニックの卵は食べてはいけないのですか?
 卵の成分の構成は、雌鶏が食べている物で異なるからです。

質問:肉が赤字で示されていますが、オーガニックの肉であれば食べていいですか? 
だめです。オーガニックの肉も肉に入ります。

質問:チョコレートは黒字で示されているのですが、どうして食べると気分が優れないのですか?
チョコレートを食べて上手く消化出来ていないのか、血糖値が上がってしまったのかもしれません。 このような状況はこのプログラムを終える頃には解決されています。

質問:このプログラムで体重を減らすことも出来ますか?
このプログラムで体重が減った人もいますし、プログラムは体のデトックスや排出を促すのに役立ちます。

質問:赤ちゃんもテストを受けることが出来ますか?
はい。生後2日の赤ちゃんもテストを受けたことがあります。 受胎、妊娠、赤ちゃんのための特別な方法がありますので、コンサルタントにご相談下さい。

質問:リスト外の品目もテスト出来ますか?
はい。コンサルタントにご相談下さい。その場合は、また新たに毛髪のサンプルが必要です。

質問:ペットの肌の調子が悪いのですが、テスト出来ますか?
はい。ペット専用のリストもご用意しております。コンサルタントに詳細をお尋ね下さい。

質問:妻は外国人なので、標準リストにある食べ物とは異なる食べ物を料理しますが、他の国の食べ物の リストはありますか?
はい。外国のリストとしては、オーストラリア、イギリス、アメリカ、ドバイ、シンガポール、インド、ニュージーランドがございます。ペットには専用のリストがございます。

質問:花粉症、埃、汚染物質に悩まされています。食べ物を取り除くことで、どのように症状が良くなる のでしょうか?
不適合な食べ物を食べると 喉と鼻の皮膜を含む粘膜に炎症を起こします。埃、ガソリン、汚染物質 などを吸い込むと、すでに腫れている粘膜を刺激し、花粉症や鼻炎を引き起こします。不適合な食 べ物を取り除くことで腫れが抑えられ、外環境にも耐えやすくなります。

質問:過敏性腸症候群とは何ですか?
またこのテストで改善しますか?過敏性腸症候群とは、腸が炎症を起こしている状態です。まるで、発疹が腸内で起こっているようなものです。このプログラムではどの食べ物や製品が過敏性腸症候群を起こすような炎症の引き金になっているのかを見つけることに重点を置いています。

質問:肌の発疹を治すために今までいろいろなことをしてきましたが、何をしてもだめでした。このテス トはどのように効果があるのでしょうか?
肌の症状は、炎症によるものです。肌の状態は便秘が原因で起こることもあります。排出を促すことで、肌が修復するのを助けます。このプログラムは、どの食べ物や製品が炎症を起こしているかを見つけることに重点を置いています。

質問:過去に乳製品、加工食品、小麦粉や砂糖からできた製品を除外したことがありますが、それでも良 くなりませんでした。このテストはどのように違うのでしょうか?
小麦粉、砂糖、乳製品は症状を悪化させることが多いです。不適合な食べ物を全てを取り除くこと で効果が出ます。不適合な食べ物を 1 日にひとつ食べているだけでも、炎症を起こし、修復のプロ セスを止めてしまいます。

質問:化粧品やスキンケア製品をテストすることは出来ますか?
はい。4週間の時点で、進展していないようでしたら、コンサルタントがその他の製品をテストすることが必要か見極めるでしょう。

質問:このプログラムの間中、サプリメントはとるべきですか?
あなたのコンサルタントがあなたに合ったサプリメントを提案します。

質問:症状が良くなっているので、薬を止めてもいいですか?
サプリメントや薬は、減らしたり、止めたりする前に処方を行ったプラクティショナーにご相談下さい。

質問:リストに載っていない食べ物を食べてもいいですか?
リストに載っていない食べ物や製品は不適合とみなします。不適合な食べ物をひとつ週3回食べているだけでも、修復のプロセスを遅らせたり、止めたりします。

注意事項

アナフィラキシー、アレルギーや過敏症について
以前にアナフィラキシーやアレルギー反応を起こしたことがある方は、たとえその物質が、黒字で示されていたとしても決して食べたり、触れたりしないで下さい。このテストはアレルギーや過敏性をテストするものではありません。