体の状態を知るシリーズ その2 爪

爪の状態でも栄養や代謝の状態が確認できます。ナチュロパシーのアセスメントでチェックする爪のサインを以下にご紹介。

爪は皮膚につながっていて栄養状態が現れやすい場所なので、目安として参考にしてみてください。

「爪に見られるサイン:可能性の有る原因(改善する方法またはサプリメンテーション)」

  • 脆い爪:炭水化物・刺激物の過剰摂取(食事改善、オメガ3脂肪酸などの必須脂肪酸)
  • 柔らかく薄い爪:アルコール、コーヒー、砂糖などの過剰摂取(食事改善)
  • 脆く、剥がれやすく、割れている爪:フルーツ・ソフトドリンク・ケミカル・薬の過剰摂取、または、脂質の吸収不良による必須脂肪酸不足(カルシウム、オメガ3脂肪酸などの必須脂肪酸)
  • 色白く、平らで、薄く、縦の線が入っている爪:鉄欠乏性貧血、または低甲状腺機能(鉄分)
  • 爪の縦の線:タンパク質消化不良、アトピー(プロテイン、カルシウム、亜鉛、ビタミンA)
  • 厚く硬い爪:タンパク質と脂質の過剰摂取(食事改善)
  • 爪の白いスポット:タンパク質不足・栄養吸収不良・アルコールの過剰摂取・ストレスなどから引き起こされる亜鉛不足(亜鉛とビタミンB6)
  • ぶつぶつと穴の形で陥没した、またはデコボコの爪:深刻な病気の後、または栄養吸収不良(オメガ3脂肪酸などの必須脂肪酸)
  • 丸く盛り上がった爪:肺機能または心機能の先天性の問題(お医者さまにかかってください)
  • スプーン状に窪んだ爪:鉄欠乏性貧血(鉄分)

ちなみに私は30代で大人のアトピーを発症しましたが、20代の頃から爪に縦線がいっぱい入っていました。20代の10年はネイルをしていたのでてっきりそのせいかと思っていたら、アレルギー体質の人によくありがちなタンパク質の消化が弱いタイプだったことが後で判明。ところが、プロテインパウダーを飲み始めた最近、20年近くあった頑固な縦線が薄くなりました(ちなみに上の写真は私の爪ではございません)。ガタガタしていたのが部分的にツルテンっとなっています。

ネイルをやっていて爪が痛んでしまっている人は、窪みが多かったり、割れやすくなっていたりするので、上記のサインは当てはまらないことがあるのでご注意ください♪