黙々と日々コンサルを行っています。
同じ病気の方が立て続くことがよくあります。婦人科系、不妊、消化器系、副腎疲労、生活習慣病は普段多いのでそれ以外で、最近は、パニック障害の方は3名立て続け、甲状腺機能低下症2名、酒さ2名。
立て続けって本当に立て続け。連続で。ある意味、便利というか。開業当初からよくあるので、以前まだ処方を考えるのに時間がかかっていた頃は助かりました。一応、毎回、その病態生理をおさらいするので、おさらいの時間が省けます。
それでもやっぱり同じ処方には絶対にならない。一時間も話を聞いていると、背景・要因・トリガー・同時に起こっている他の不調が皆違うので、同じになるはずがない。
最近は食物過敏症の話をこのブログに書いたり講座もしているので、「私もヒスタミン不耐症かも」「サリチル酸過敏症かも」と言うクライアントさんも多いので、食事の内容も変われば、サリチル酸にひどく反応している人には裏が取れないハーブは出しません。ハーブの多くはサリチル酸を含んでいるので。
先日は、ハーブがとても得意とする疾患をお持ちの方がサリチル酸にアレルギーを持っている可能性があり、処方が食養と栄養素だけになりました。しつこく調べて裏をとろうとしましたが、やはりアレルギーだと個人差があるのでどこまで出るかはわからないため、悩んだ末に基本の原理原則「Do not harm(クライアントに害を与えるべからず)」に立ち返り、ハーブはやめました。とても健康の意識が高いクライアントさんで、阻害する要因が少ないので、食養と栄養素だけでもその方の自己治癒力が動くイメージができ、結果としては、食養と栄養素を自信を持って出しました。
もしそれでもやはりハーブの薬理的作用が必要になったら、少しアングルを変えてエネルギー(ホメオパシーやフラワーエッセンス)でアプローチする予定です。
ナチュロパシーって本当にすごい。ハーブ、食養、栄養素、エナジェティックメディシン(ホメオパシーやフラワーエッセンス)を、全部使える。
ここ数年は、ハーブ、食養、栄養素を基本とするコンサルをオーストラリア仕様から日本仕様に変えるのにエネルギーを注いできました。ヘルスフードショップがたくさんあって、普通のスーパーでもオーガニックの肉やグルテンフリー食材が手にはいるオーストラリアとは違い、オーガニック後進国の日本の食環境にオーストラリアで学んできたことを当てはめるのはやはり大変でした。
そろそろ帰国して3年が経つので、さすがにそこは上手く回せるようになってきたのでコンサル自体に余裕がでてきたので、これからはもう少しエナジェティックメディシンを取り入れていこうと思っています。
あと、立て続けといえば、最近、分子栄養学の先生に糖質制限ダイエットの指導を受けられていたクライアントさんが数名立て続けに来られました。その大元は海外のケトジェニックダイエットやパレオダイエットをもとにしているものと思われますが、何でもかんでも糖質制限すればいいというものでもないので、体調の変化をよく観察して何かあれば指導をしてくれた医師・セラピストに相談してください。パレオダイエットはそもそもオーガニック食材が少ない日本では実現がほぼ不可能ですし、過激なケトジェニックダイエットは短期間はいいですが、長期間は体調を崩す人が多いです。
お気をつけくださいませ。