マインドの気づきのために

Dr. Nicole LePeras( @the.holistic.psychologist )という海外で大人気のホリスティック心理学者さんがいます。SNSで、トラウマやインナーチャイルドからくる感情について、たくさんの素敵なメッセージを発信されています。素敵なというか、核心をついたメッセージ。

彼女と彼女のチームが出すSNSのフィードやポストはたくさんの「気付き=Awareness」をもたらしてくれて、実際、彼女の言葉を見始めてから、私自身、自分の感情を見つめるときに「これはインナーチャイルドかな?何かな?」と切り分けるのにとても助けになっています。

英語の言語的特性、文化・宗教的背景の違いもあるのかと思いますが、特に心理学のエリアでは、英語圏の人は言葉の使い方がとても上手だなと感じます。感情の認識の仕方やその取り扱い方、自己と他者との認識の仕方などが根本的に日本とは異なり、心と感情を含む「自己」を上手に認識し、より良い「自己」の実現ができるよう努力し「スピリチュアリティ」を高めようとする意識が、とても成熟している感じがします。

日本の場合は、コミュニケーションにおいて「気遣い・同調」を前提としているからか、個人の主張もさることながら、負の感情を持つことも表に出すことも基本的に良くないとされている印象があります。表に出して議論されないが故に、負の感情の取り扱い方についても表立って議論されないので、どう取り扱うべきかが教えられない。

それをどうにかしたいと思う人に提供される対処方法は、ポジティブなものに「置き換える」ことや、「見方を変えさせる」「見る方向を変えさせる」ようなことが多いような気がします。NLPやコーチングが人気な理由でしょう。

普通によりよく生きていくためならばそれでも良いのですが、ことトラウマやインナーチャイルドに関しては、根本的な原因に向き合うことは必ず必要なことかと思います。

これはいわゆるスピリチュアルと言われる世界で行われることと同じで、根本的な原因への対処法を学ばないまま、スピリチュアリティを高めようと瞑想やマインドフルネスなどで心の安定を求めていても、悪い言い方をすると「臭いものに蓋をして」なかったことにしているだけで、本当の意味での成長のためには遠回りになってしまう感が否めない印象でした。

まるで綺麗で豪華で平和で楽しそうに見えるSNSのバーチャルの世界と同じような。

幼少期のまだ完成していない、むしろ成長が始まったばかりの脳で起こってしまった幼少期のトラウマからくる心の癖は、大人になってインナーチャイルドを癒す作業をした後でも、もちろん何度も繰り返しムクッと出てくるものです。だって、自分を守るためにそのように反応するよう脳の成長途中でプログラムされてしまっているから。身体の反応の中でも生きるか死ぬかに関わる闘争・逃走反応は最優先されます。アドレナリンがフッと出ると、その癖もフッと出てきてしまう。

そしてその心の癖が残ったまま大きくなり、自分と他者の関係に影響し、大人になっても同じような関係性を繰り返してしまう。または自分の感情をうまく処理できなくなってしまう。

その傷、トラウマ、が深ければ深いほど、改善には痛みを伴うこともあるし、また、一度クリアになったと思ったとしても、引き続き、根気よく日々の感情に向き合う、小さい訓練の積み重ねが必要になります。

今、大人になって色々なことが見えるようになってきて思うのが、瞑想やマインドフルネスなどのスピリチュアリティを高めるワークは、それをするだけで全てが改善するわけではなくて、この「日々の生活で出てくる自分の感情(インナーチャイルド)に向き合う力を与えてくれるもの」なのだということ。癖で出てくる感情を「認知」し「消化」していけるよう、それはそれで別途、日々働きかけていかないといけない。

人の身体には自然治癒力が備わっていますが、それが一番顕著なのが心。

心の自然治癒力はすごいです。身体の細胞の治癒のように「阻害要因」を取り除いてあげて、「栄養」を与えてあげたら、自然と治癒の方向に動いていきます。心において、この「阻害要因」を取り除く行為だったり、「栄養」にあたるのが、「気づき=Awareness」です。そして、この「気づき」をもたらしてくれるのが、インナーチャイルドの癒しのワークだったりしますが、スピリチュアル的ワークは「治療」なだけで、元の生活に戻った時に心を養っていく「日々の栄養」は別に必要になるのだな、と最近つくづく思います。

その「日々の栄養」という意味で、「なぜその感情が起こるのか」を教えてくれる、心理のプロフェッショナルの言葉がとてもとても響くのです。

ご自身がトラウマを克服していくことで生まれる言葉はとても説得力があって、同じような経験をしている人にはとても響きます。穴から抜けたいともがいて、苦しんでいる人たちに「気づき」という光を与える言葉。この小さな「気づき」を繰り返していくことで、心がどんどん栄養に満たされ、完全な治癒の道を進んでいくような感じです。

私も、大人の生の感情がぶつかりあい渦巻く環境の中、少し歪んだ親の期待をかけられながら育ち、非常に敏感で多感なダークな幼少期を過ごしました。日常生活の中でアドレナリンが出ることが多く、人の感情には敏感になり、自分の感情を抑えたまま成長し、感情の出し方がわからないまま大きくなっていきました。大人になってから自分の感情に気付き出せるようになったものの、その取り扱いに悩みました。20代は恋愛においても、仕事においても、思いっきり壁にぶつかっていくような熱情型で、どこかでアドレナリンが出ていないと満足できない。自分に対しても人に対しても期待が高く、拒絶に対しても敏感。そんな傾向にあった覚えがあります。

大人になると、組織などにおいて難しい人間関係での身の処し方を求められたりしますが、30代は大人なふりをしながらも、今思うとやはり子供でした。組織も入り込めば入り込むほど、やはり男社会で、そこでの身の振り方も全くなっておらず、業務を遂行するためのロジカルシンキングを保とうとする鎧の中には、「インナーチャイルドを根源にする歪な完璧主義」+「オスの群れ社会における身の振り方の難しさ」+「精神的未熟さ」などの組み合わせが、あったような気がします。

アドレナリンを求めるような性質があった上に、過度なストレスが慢性的にかかり、最終的には入院レベルのアトピーを発症させるほどのアドレナリンジャンキーになっていた、という流れ。

そして30代後半で流石に「これは自分の心の中に問題がある」と気付き、ストレスを感じている自分に向き合い、インナーチャイルドのワークも色々とやりました。著名なヒーラーさん達に「傷跡はたくさんあるけど全部癒えてますね。よく頑張って来られましたね」といってもらえるくらい、インナーチャイルド自体は過去に大掛かりに癒す作業をしており、自分らしい生活を実現できている現在、心はものすごく安定しています。

それでも、今50を過ぎてもなお、たまにパートナーや人との関係においてなどで、ちらっと出てくるわけです。ちらっと。

何かのトリガーがあると、瞬間的にある種の感情がちらっと出る。それは、もう、単なる反射。反射的に発生する。ただ、大昔と違うのは、自分から湧き出る感情を冷静に見つめることができるようになっていること。「ああ、これは反射だな」とつくづく思います。

特に人を診る仕事をさせていただいている手前、自我やエゴやジャッジは仕事の邪魔にしかならないので、それらを全く持たない仕事の仕方をし続けていると、ネガティブな感情を持たないことに慣れていきます。なので、プライベートでも何かネガティブな感情が出てくると余計によくわかる。

そして、それが「反射なのか、それとも正当な感情なのか」じっくり見つめて、「反射」をごっちゃにして相手にぶつけないように注意するわけです。

根気もいるし冷静さも求められるのですが、Dr. LePerasの言葉を日々見ていると、小さな気づきがたくさんあって、冷静さを保つのにすごく役に立っています。

なので皆さんにシェアしたいと思ったのですが、なんせ英語。普通にリポストなどでシェアをしても英語がわからない人には伝わらない。でも、きっとこの言葉たちに救われる人は多いはず。伝えないのはもったいない!と思ったので、この先、気に入ったものだけ、翻訳してご紹介していきたいと思います。(Dr. Nicole LePerasの承諾は取れているので!)

今後発信していく内容を、ナチュロパシーのボディに関することか、スピリットに関することか、マインドに関することか、サインを決めたらわかりやすいと思い、発信用のサインを作りました。@the.holistic.psychologistのポストを訳したリポストはこちらのサインを使用していきます。

これね、心の「気づき」の貯金が増えていくと、スピリチュアリティもどんどん上がっていくんですよ。ふわ、っと。もちろん、身体も整えて、ね。3つが連携してふわっと。

単なる訳になっていくと思いますが、一人でも多くの人の助けになりますように願いを込めて。