ちょうど今、自分用のハーブティーを注文しようと思って思い出しました。
そろそろ受験シーズンが始まりますね。受験生のお子様たち用の風邪予防。忘れないうちに書いておきます。
まずは、ハーブティー。
- 風邪予防にはなんといっても免疫向上のエキナセア。シーズン通して飲み続けてOK。すべてのハーブティーブレンドの土台に。
- 少し風邪っぽいかなと思った時にはYEP tea。Yはヤロウ(ヤローの葉・茎・花)のY、EはエルダーフラワーのE、PはペパーミントのP。熱が出そうな時や、風邪、インフルエンザなど。シングルハーブを購入してブレンドしてもいいですし、YEP teaという名前でブレンドして売っているところもあると思います。
- インフルエンザ(ウイルス性)なのが確実な場合は、エルダーベリーを加えて。オレガノオイルも効果的。
- 喉が痛くなり始めたらマシュマロウを加えて粘膜保護を。
- 鼻水や痰がからむようだったら、アイブライトやエルダーフラワーを多めに。
- 咳は難しいのですが、代表的なハーブはエルキャンペーン、マレイン、タイム。タイムは抗菌作用もあるので、どのブレンドにも混ぜておくと予防効果アップ。
- 風邪が長引いて体力が消耗している時には、ウィサニア(アシュワガンダ)やシベリア人参、免疫向上のアストラガラス(急性の症状には使用しないこと)などを加えて。
- 甘みを加えるのであればリコリスを少量。リコリスはストレスにも効果的。
全部揃えるのは大変なので、まずは手元に用意しておきたいのは、エキナセアとYEP teaでしょうか。
その他食材では、マヌカハニーも良いですが、少なくともMGO250以上、UMF10以上のグレードの物を。薬効があるレベルになると甘みよりも漢方のような味がするはずです。
風邪のひきかけには殺菌作用の強いニンニクと蜂蜜も効果的です。
今からニンニクの蜂蜜漬けを作っておけば受験真っ最中には食べ頃。ニンニクの薄皮まで剥いで、痛んだところは取り除いておきます。それを蜂蜜、できれば生蜂蜜、に漬けるだけ。短期間だけ漬け込むならそこにレモンの輪切りも一緒に入れてしまってOK。漬け始めて数日後から食べれはしますが、できれば4〜6週間は漬けて。時間を置けば置くだけどんどんニンニクの色が茶色く変わりますが、そのまま1年ほどでも漬けておくことはできます。
風邪をひきそうになったら、漬けておいたニンニクを一時間おきに一かけずつ食べるだけ。大人で1日6つ程度(食材なので上限量の正確な規定はありませんが、小学生ならだいたい3個程度まで、中学高校生なら4〜6個程度でしょうか)まで食べれます。漬けた蜂蜜を喉のシロップとして飲んでも良いですし、生姜とレモンを加えてティーにしても可。
作り置きがない時に、風邪の症状や喉の痛みを感じたりして「どうしよう!」となったら、みじん切りにしたニンニク一かけと蜂蜜を大さじ一杯混ぜて飲み込む方法もあります。昔試した時、一瞬漫画のように胃が爆発して飛び上がりましたが、5分ぐらいでおさまりました。
ただ、ニンニクに含まれるアリシンに殺菌効果があるのですが、このアリシン、ニンニクを切った瞬間に生成されます。まな板の上でニンニクを切るとアリシンがまな板に飛び散り半減してしまうのです。なので一番効果的な方法は、生のニンニクを1かけ口の中に入れてよく噛んで、残ったニンニクを吐きだして捨ててしまう方法。
生のみじん切りを飲み込むのも、口の中で噛むのも、効果はありますが結構ハードなので、できたら蜂蜜漬けを作っておくと良いですね。蜂蜜漬けはニンニクの味もなくなり美味しくなります。
生姜も殺菌効果を狙う場合は生のすりおろしで作った生姜茶の方が効果的。刺身のツマの原理です。一方で、体を温める作用や抗炎症の作用は、干すかまたは良く熱した生姜の方が効果有り。
あとは、ビタミンCと亜鉛を、受験シーズン中だけでも、できたらサプリで摂取しておくといいです。用法・用量は薬局かドラッグストアの薬剤師さんに指示を仰いでくださいね。
※追加
私のクライアントさんは以前も書いたとおり、風邪予防のサプリが必要でしたら処方に加えますので言ってください。オーストラリアで市販でも買える一般的な免疫ハーブと栄養素が配合されたサプリです。小さいお子さん用の液体のものもあります。ハーブティーより効くので確実です。