ピリピリしないお野菜たち

SNSで植物と土の関係を説明している良いビデオがあったのでシェアします。

有機肥料の会社のPR動画のようですが、有機肥料の良し悪しは置いておいて、植物、土に含まれる栄養分、根圏細菌、および菌根菌の共生関係がわかりやすく説明されています。人の体における「人、栄養素、細菌類との共生関係」と同じような仕組みです。

農薬だけが注目されがちですが、このビデオでは化学肥料がどれだけ土をダメにするか、そのため農薬と化学肥料の悪循環から抜けられなくなるかを説明しています。

私のブログに辿り着く検索( WordPressプレミア契約のおまけのような機能でわかる範囲ですが)の中で多いキーワードの一つに「ピリピリ 野菜(特に青物)」があります。たくさんの人がお野菜でピリピリを感じているようです。

このピリピリは、皮膚で感じる人、脳で感じる人、他の症状で感じる人、人それぞれ。

このピリピリは植物に含まれる様々な化学成分が原因していると推測されますが、その化学成分または栄養素分を過剰に増やしている原因が化学肥料であったり、または一種の有機肥料であったりする可能性があります。

有機栽培を上記で「良し悪し」といったのは、有機栽培は本当にピンキリで、どのような有機栽培をされている農家さんかをきちんと把握して選ぶ必要があります。肥料が強すぎるのか有機栽培の物でも青物はピリピリを感じることも多いです。

仕入れのあまり良くないスーパーの有機野菜を買うならば、仕入れの良いスーパーの慣行栽培の野菜の方が良いことが往々にしてあります。

ほうれん草や小松菜などピリピリが出やすい野菜は、一度、有機肥料も一切使わず生き返らせた土だけで作る「自然栽培」のものを食べてみてください。その優しさにびっくりすると思います。塩だけで十分に味が出ます。

いかなる肥料も使わず根圏細菌や菌根菌と土の栄養だけで育てられた野菜の美味しさと優しさは口にした瞬間に幸福感を味わえます。

楽な大量生産の目的で化学肥料を使い続けてやせ細った土で育てられた野菜は味がなく、塩だけではあまり美味しくなく、ケチャップ、ソース、マヨネーズ、化学調味料、加工調味料が必要になります。味がそっけなく、栄養がないだけでなく、変に化学成分が増えてピリピリする。そんな野菜は虫に弱いので農薬が必要になります。

何かに似ていますね。

楽な大量生産の目的で作られた精製小麦・精製砂糖・トランス脂肪酸を食べ続けて、ホルモン剤を大量に打った肉と見た目だけ綺麗で栄養のない野菜に加工調味料(砂糖と塩分)をかけてた食べ物を食べ続け、体が弱くなり、薬が増える。

植物も人間も一緒。どんなに体をよくしようとしてもこの悪循環をどこかで断ち切らないと難しい。

この現代の社会で、また、オーガニック産業がまだ育っていない日本では、全てを理想にすることは難しいですが、上手に工夫して生活することは可能。

しっかり丁寧に育てられた野菜は、STAUBなどの無水煮でお塩だけで十分美味しくなります。そんな野菜を作ってくださってくれる農家さんに感謝です。

自然栽培のお野菜を販売しているところはこちら: