ファスティングとデトックス

Wellness Rootsのナチュロパシーコンサルテーションの三つ折りリーフレットができましたぁ!必要にかられ、ラクスルのテンプレートからうりうりと半日かけて作ったもの。

プロから見たら素人っぽいだろうけど、かけた費用と時間を考慮すると、まぁ、個人商店的にはこれで良いのではないでしょうか。よくできました?

昨日と今日は、11月のオーストラリアツアーの事前問診票を作っていて(約400問 x 2の翻訳!ぎゃっ!)、今朝も黙々とパソコンに向かっていた時、8月に一緒にワークショップをやるMakiさんから酵素ドリンクを使ったファスティングについてメッセンジャーで質問を受けました。その様子はこちらから。

Makiさんから問い合わせを受けたファスティングプログラムは、数日のファスティングの間は酵素ドリンクを飲んで過ごし、ファスティング後は自分で用意する回復食でリカバリー。自分で行うファスティング。このファスティングで、酵素ドリンクから十分な栄養も得られて重金属もデトックスでき、脂肪の燃焼できる、と。

8月に私もデトックス絡みの話をするのですが、よくあるこれらファスティングのようなデトックスと、8月のデトックスの話の違いを説明しておこうかと思います。

みなさん、「デトックス」と聞くと、このプログラムのようなファスティングや断食などを思い浮かべると思います。「体の中を空っぽにして宿便を出す!」的な。

私も過去に、酵素ドリンクを使ったファスティングや3日間の座禅断食などもやったことがあります。座禅断食は水以外口にしないので、完全に低血糖状態に陥りずっと寝てました。座禅しながら寝て、休憩中にも寝て、寝続けた3日間。ある意味寝ているだけなので楽だった。

私は霊とかを感じやすい方で、当時はそういうもののコントロールの仕方がわからなかったのですが(今はコントロールできます)、アトピーもあった時期で体力が弱まっていた上に、断食で完全にプロテクションがなくなり無防備になっていたためか、他の参加者についていた変な邪鬼だか餓鬼的なものがついちゃって、終わってから数日しばし大変でした。そこで学んだことは、体力が弱まっている時は完全断食はすべきでないということと、やるならば結界を張ってやりましょう、ということ。

ファスティングも、いろいろなことを学んだ今では、否定はしないのですが、デトックスというよりか、え〜、「雑巾をきつく絞るだけの行為」という感じで認識しています。

普段好きなものを飲んで食べてと飽食を堪能していて、しかも健康体の方ならば、一瞬体の中を空っぽにして、血液も浄化されて頭もすっきりし「デトックスした!」という気分になると思います。消化器も休まり、再生が早い腸壁の細胞などもダメージを起こす要因のない中3日で元気な新しい細胞が再生され、肝臓も普段の多大な負担から解放され楽になりしばし休めるでしょう。自己治癒力が元気に働いている人はOK。

「自分を律する」という目的か、または臓器を休めるという目的ならば、健康であるという前提でファスティングは良いのかと思います。

でも、じゃあ、デトックスや脂肪の燃焼はできないの?という問いへの答えですが、身体の中でDetoxification(解毒)を行うにはたくさんの栄養素が必要になります。解毒を行う主要な臓器は肝臓ですが、肝臓ではアミノ酸や、ビタミン、ミネラルなしには解毒機能が機能しません。体内で貯めておけない水溶性ビタミンも必要。

脂肪細胞に含まれる重金属などの毒素が急激なダイエットで細胞の外に出てくるのは確かですが、それも重金属を結合する成分を体内に入れて重金属に結合させ、お通じなどを起こさせて体外に出さないと、細胞から毒素が出てくるだけで、却って重金属が体の中をめぐってしまうので危険。

それから、残念なお知らせです。脂肪の燃焼についても、ファスティングをして一瞬脂肪細胞がしぼんで見えるかもしれませんが、たとえ本格的なダイエットをしたとしても脂肪細胞が完全に消滅するまでには4年かかります。なので、4年以内に油断すると、簡単にぼよよ〜んと細胞が元の大きさに戻って、リバウンドしてしまうというわけ。

デトックスにもならず、脂肪燃焼にもならないのならば、ファスティングは何なの?というと、やはり「雑巾を絞る行為」と説明するしかなくなるわけで。

否定はしません。別にいいと思います。体の簡単なお掃除として、健康な人はやっても悪くはないと思います。欧米で多いですが、バリバリ働いている友人の旦那さんが毎週1日ファスティングしているようで、そういうのってとても良いと思います。以前耳にした週1日肉を食べない曜日が有るというインドの習慣のような。生理学的にどのような効果があるかよりも、自分の生活を律する精神的な部分での効果というか。

ただ、体調を崩している人や病気のある人には断食もファスティングも負担がとても大きいので私はオススメはしません。

で、8月に私が話すのは、本当の意味で体の解毒のやり方。体の解毒機能を働かせるための、2週間(1ヶ月でもいいです)のプログラムです。ダイエット目的ではなく、体の各機能を持ち上げるためのデトックスプログラム。一度、全てをリセットした時の自分の体を知ることができて、現在の不調または将来の病気のリスクをぐっと下げることが可能。

男性はもともと体が丈夫なので不摂生をしても比較的長く走り続けられるのですが、特に一定の年齢に達すると一気にガクッときます。ガクッと来た時に初めて食生活の見直しに迫られますが、その時に目の前にある食の選択は厳しいものになります。食の見直しができる命があれば良いですが、ガクッと来た時に命を落としてしまうことも往々にしてあります。男性だけでなく、女性もガンになれば生活は根本からひっくり返ります。「それは好きだからやめられないの」というものも、食べたらがん細胞を育てる意味になり、食べれなくなる時が来るかもしれないのです。そうなる前にできること。

遺伝子のスイッチを入れるのも栄養が関係しています。手遅れになる前にちょっとしたコツを覚え、1年の数週間をデトックスに当てて、運に任せるのではなく、上手に健康に生きるすべを学んでいただこうと思っております、です。

ワークショップの詳細はこちら。お申し込みはこちらから!

簡単にできるメンタルデトックスのやり方も学べますよ〜。内容盛りだくさんの1日です。