ヘナの効果とヘアダイの害

先日ご紹介したムクティさんのヘナのトリートメントをやっていただきました!

ヘナは学名「Lawsonia inermis」。日本語名は「ツマクレナイノキ」。ハーブの辞典にも載っています。作用別のカテゴリーとしては利尿剤。ローソンという赤橙色の成分、没食子酸、タンニンなどを含み、それらが利尿作用または収斂作用などを持ちます。また、抗菌作用、抗真菌作用、抗腫瘍作用、弱いビタミンK様作用もあると言われています。

伝統的には内服で使用されたこともありますが、主に外用で使用されます。用途は、フケ、アトピーなどの皮膚疾患、真菌感染、頭痛などなど。

ところで、急に話は変わりますが、髪の重金属検査をすると女性に鉛がたくさん検出される率が高いのをご存知ですか?髪の重金属検査とは、髪に有害重金属やミネラルがどれだけ溜まっているかを調べる検査です。

鉛は水銀などと並ぶ有害重金属です。鉛は顕著な症状で現れることが少ないですが、そのため知らず知らずのうちに蓄積され、原因がわからない不調を起こしたりします。よくよく調べると最後の重金属検査で鉛が原因していたということがわかることがあります。

鉛中毒の典型的な症状としては、人格の変化、頭痛、感覚の消失、脱力、口の中の金属味、神経の損傷、歩行協調障害、食欲減退、嘔吐、便秘、けいれん性の腹痛、骨や関節の痛み、高血圧、貧血、不妊症。そして知らず知らずのうちに、腎臓の損傷を引き起こすこともあります。人格の変化などというと相当鉛中毒が進んでしまっている状態ですが、治りにくい貧血やお腹の不調や体の痛みなどはよくあると思います。その原因が鉛だったなんてことが起こりえます。

有害重金属はどれも毒性があり、体内の酸化活動を低下させるので、細胞が様々な攻撃にさらされるようになってしまいます。そしてひいては発がん性を高めます。

機能性検査の重金属検査はナチュロパスもできるので、常々見ていますが、本当に多いんです、特に女性。その大きな原因は化粧品、特にヘアダイ。やはり40歳以上の女性に鉛が多い印象がありますが、白髪染めで使用頻度が増えるからでしょう。安い化粧品は口紅などでも鉛が若干入っていたりするので気をつけてください。気になる人は、コスメキッチンなどで販売しているナチュラル系のコスメをお勧めします。

と、いうわけで、私のお悩み。アラフィフですのでもちろん白髪は出てきたし、でも、ヘアダイは髪も痛むしコンセプト的にも受け入れられないし、変に若ぶったり隠したりもしたくもないし、でも、白髪が増えるまでの経過中できる限り見苦しくない状態にはしたいけど、ヘナはいけてないオレンジになっちゃうしな〜、と髪については悩んでいました。そうしてとうとう引っ詰めにした次第です。

そんな中、先日お話を聞いて品質の良さはわかったヘナ。早速お願いすることにしました。自然農法で作られ、アーユルベーダのコンセプトのもと商品化された商品を取り扱うブランド、ムクティさんのヘナ。ただのヘナではない。

元同僚宅でオイルのヘッドマサージとヘナの塗布をしてもらい、頭にサランラップを巻いて帰り(もちろん帽子をかぶって)、家で洗います。オイルもとても良かったです。ヘッドマッサージとの相性もバッチリで、数日油分が残っていますが、えっと、すごくクオリティーの高いエキストラバージンオリーブオイルなどを食べると刺激もないしむしろ体が楽ですが、そういう感覚が頭皮で感じられます。重くないというか。髪も喜んでいる感じ。

この、ムクティさんのヘアオイル、良かったです。ザ・アーユルベーダ。すべての成分に意味があります。配合成分は:

  • ゴマ油(頭皮を丈夫にし、髪の毛に栄養を与えます)
  • ツボクサ葉エキス(頭皮の細胞を元気にさせ、血行を良くしリラックス)
  • ヘンナ葉エキス(毛穴に詰まってしまう汚れを取り除き炎症などを抑えます)
  • アンマロク果実エキス(リラックス、フケ)
  • タカサブロウ葉エキス(髪の本来の色を取り戻す)
  • ブッソウゲエキス(毛穴と頭皮に潤いを与え、髪をしなやかにします)
  • ユーカリ油(細菌の繁殖をおさえて、消炎を鎮めます)

で、肝心のヘナ。

色もとてもいい感じ。オイルの効果もあるのか髪はしっとりして扱いやすくなります。色味も安っぽいオレンジ色というよりかはレッドブラウンというか。黒髪部分は少し赤みがかったチョコレート色になっています。とてもいい感じです。

こんなね。だいぶ前に白髪は残したままその脇とかに少しハイライトを入れていたので、今回は白髪とハイライトしていた部分にヘナの色が入ってます。

オレンジと言うよりはレッドブラウンよね。全然悪くないよね!ねねね!

私は今回ヘナ100%でやったのですが、他のカラーはヘナ以外の他のハーブも入っています。例えば、オレンジブラウンは:

ヘンナ、アンマロク果実、タカサブロウ葉、ブッソウゲ花、バコパモンニエラ葉、ナンバイアイ葉、カミメボウキ葉、メリアアザジラクタ葉

これらももちろん色々作用などがあります。頭と髪の健康に良いアーユルベーダの配合です。

経皮吸収は以外とバカにできません。マグネシウムが入ったエプソムソルトはお風呂に入れて皮膚からマグネシウムを吸収することを目的にしたものです。マグネシウムが経皮吸収され、疲れも取れやすくなり、痛みも軽減し、温まります。それと同じで頭の頭皮からももちろん色々なものを吸収します。

頭から体に良いものを入れるか、重金属や毒素を入れるか。ただでさえ、解毒機能が低下していく年齢に差し掛かっているのだから、できるだけ体に優しいものを。

このオイルはヘッドマッサージに最適で、また、ヘナ100%でもハーブ混合のヘナのどちらでもハーブの成分を頭から吸収できます。髪染めというよりかはヘッドスパ。

サービスを差別化したいマッサージセラピストさんにも、お手持ちのヘッドマッサージのプログラムに取り入れるのにすごくオススメ。ムクティさんのヘナを取り扱いた方は直接ご注文ください。オイルはヘッドマッサージに。

また、ムクティさんはスクールもやられていて、アーユルヴェーディックヘナセラピストになるためにアーユルベーダの基本も学べて、クライアントさんのドーシャに合わせてヘナとハーブを使うなどの実践的な使い方も学べるようです。

スクールまでは、という方はを読んで簡単に使い方などを学ぶ方法もあります。今この本はSold outですが、問い合わせたら入手可能なようです。

もし本腰入れてやっていけば、ゆくゆくは自分でハーブの調合も可能なわけ。これはすごく面白いと思います。頭用のハーブの調合。クライアントさんのドーシャやハーブの薬効や作用を考えながら組み合わせられる。我々ナチュロパスがハーブエキスを使って、クライアント別に複数のハーブを調合するのと同じことができるわけ。私も作ってみたい!

自分で試してみたい方は直接オンラインで購入してね。自分でやりたくない誰かにやって欲しいという方は、東京にいる方でしたらご相談ください。私はね、自分でやりたくない派なの。

このヘナとオイルの組み合わせ、本当にオススメよ。