がんや慢性病と向き合うために

母と自分用のサプリが届きました。免疫を上げる用と、マルチビタミン的且つ元気も出るパウダーと、私のひ弱な肝臓に喝を入れるサプリ。

今回はおまけにシドニーで有名なナチュロパスが作っているハーブティーも購入。Ovvioのダンデライオンティー。たんぽぽ茶とチコリのブレンド。

缶もオシャレで、中身ももちろんオーガニック。とっても美味しいです。シドニーに行く機会のある方は是非どうぞ。

今日はちょっと今読んでいる本のご紹介。

実用書や研究論文などを読み漁り、頭に入れないといけないエビデンスを詰め込み、疲れた脳を休めるのに読んでいる本。科学も面白いです。でも「根本はやっぱりここだよね」と、一番しっくり来る内容。

「がんが自然に治る生き方」ケリー・ターナー著

この本はがんで劇的な寛解に至った人たちが実践していることをまとめた本。著者が多くのサバイバーをインタビューし、そこで見つけた共通の9つの項目を紹介しています。

その9つの項目とは:
1:抜本的に食事を変える
2:治療法は自分で決める
3:直感に従う
4:ハーブとサプリメントの力を借りる
5:抑圧された感情を解き放つ
6:より前向きに生きる
7:周囲の人々の支えを受ける
8:自分の魂と深く繋がる
9:「どうしても生きたい理由」を持つ

これら各項目について書かれた本です。これはがんだけではなく、すべての慢性疾患について言えることだと思います。自己治癒力をあげる方法。

がんの患者さんはある日突然診断され、その日から急激に心理的にも現実の生活も大きく変わっていきます。または、何度も手術や抗がん剤を重ねて、それでも転移を繰り返す人々が意を決して自分の生活の全てを変えます。

一方、慢性疾患の方は時間をかけてゆっくりと「薬が病気を治すわけではない」と気づき、徐々に変わっていきます。感染などでは異なり、慢性疾患では『完全に治る』ということはあまりなく、ただ、抵抗力や自己治癒力を上げていくことで、症状をコントロールできるようになっていきます。そうして、自己免疫疾患や慢性疾患を上手にコントロールできている人はやはり上記の項目を実現しているのではないかと思います。

「治療法は自分で決める」ということは「自分が自分を治すんだ、自分しか自分の体は治せないんだ」という自覚を持つことです。私も昔散々お医者さんとは喧嘩してきました。私が自分の体の主導権を持とうとすることに賛成してくれるお医者さんは、6箇所ほど周り最後にかかったお医者さんだけでした。そのお医者さんの協力のおかげで最終的に入院レベルの全身アトピーも治せました。完全なアトピー・アレルギー体質なので今でも油断すると出ますが、でも、10年以上抗ヒスタミン剤すら飲まずにコントロールできています。

がんに限らず慢性の病気を自然に治すには、絶対に1、5、8は必須。ここが完璧に出来ればサプリやハーブもいらないかもしれません。

こういう仕事をしていて、こういう世界にいると、とても当たり前のことが描かれている本なのですが、言いたかったことがとてもわかりやすく簡潔に書かれていて、嬉しくなりました。

おやすみなさい。気持ちよく眠れそうです。

がんや慢性病と向き合うために」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: がんを作るもの、育てるもの、抑えるもの | Wholeness of Nature

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