遅ればせながら利尻・礼文旅行のご報告

一部リクエストにお応えし、アトピー・乾癬治療で豊富温泉に行かれる方に、9月に行った利尻・礼文の旅の報告をしておきます。

旅行で稚内空港を使う人の一番の行き先は利尻富士のある利尻島や礼文島かと思います。利尻でも礼文でもトレッキングができます。オロロンラインから見える利尻富士はとても綺麗で、いつかいきたいと思っていました。

6月に豊富に行った際に知り合った仲間は数ヶ月単位の長期滞在の人が多く、また8月末に豊富に戻る際に一緒に利尻と礼文に行こうと約束していました。6月の豊富では、去年12月の地震から油が出なくなったことと、また、コロナで入浴制限などもあり、通常だったら2週間で結構しっかり治るところがいつものようには治らなくなっていました。なので、また8月末に1ヶ月滞在することにしていました。でも、6月の2週間でそれなりに治る方向にスイッチは入っていたようで、8月末はもう治りかけの状態で行けたため、滞在しょっぱなからフルで散歩・運動・毎週末みんなでドライブなどを楽しんでいました。

そして、総勢7名で利尻・礼文に一泊二日の旅行も決行。仲間の一人が元ツアーガイドさんをやられていたので、旅の準備から何から全部お任せ。できる若者の仕事の早さに「日本の未来は明るい!」と感心。これも彼女が作ってくれた旅のしおりを参考に思い出しながら書いてます。

まずは、8:40amに豊富を出発し車で稚内フェリーターミナルへ。利尻行きのフェリーの二等席は座敷になっていて皆でゴロゴロできます。船酔いしやすい人はすぐに横になって動かず、平気な人はあっちチョロチョロ、こっちチョロチョロ。私もほぼずっと風に当たっていました。フェリーや船の旅って大好き!海の色を見ているだけで飽きません。

フェリーで一時間半、11:50に利尻の鴛泊港に到着。

利尻富士がどんどん近づいてきます

到着してすぐにフェリーターミナルの向かいにある磯焼き亭で有名な海鮮たっぷりの利尻ラーメンを堪能。ラーメンなんて多分4年ぶり。エビ、ホタテ、カキ、とろろ昆布、チャーシューなどなどが乗った大ぶりのラーメン。とっても美味しかったです。

左は高校生男子のように食べる美女のいろいろ大盛りダブルチャーシュー

そしてレンタカーを借りて反時計回りで島を一周です。

仙法志御崎公園でゴマフアザラシにエサを上げたり、

飛びついてきて可愛いアザラシ

海岸沿いをフラフラしながら、

どこも静かで美しい海岸
いたるところに名産の昆布が見られます。でも勝手に取ると密漁になるから注意!向こうに見えるのは利尻富士。
見る角度で全く違う顔の利尻富士。サハリンまで100km。

利尻山見返台展望台へ。

トレッキングをする予定がない人もこの展望台はおすすめ。車で結構高いところまでアクセスでき、最後に100段階段を上ると、片側に海、片側に利尻富士を間近で見ることができます。

ご丁寧に階段に100段分の数字が入っています。
海を見ると太陽に光の輪、日暈が
逆方向に振り向けばそこに利尻富士の頂上が間近に

そしてそのまま左回りでオタトマリ沼へ。

また違う角度の利尻富士。はまなすソフトを食べながら。

あっという間に夕方になりまるまる島を一周して宿へ移動。あみだくじで決めた部屋割り(3人、2人、2人)も、年代が上手くミックスされジェネレーションを超えたコミュニケーション。私も年の差23歳のルームメイトでした。なんとなく修学旅行みたいな感じ。

宿のお食事は普通に美味しかったのですが、個人的に一番美味しかったのはさすが昆布の名産地、お味噌汁。出汁がしっかり出てるので、味噌は薄め。今でもその美味しさを覚えてるくらい。

翌日は8:30に宿を出て鴛泊港に。礼文行きのフェリーを待つ間、各自買い物をしたり、標高90mのペシ岬を登ったり。

海から見たペシ岬。ポッコリと急勾配90mの高さの岩山があります。
真ん中の白い点がペシ岬を上る私たち。油断すると風にあおられて本当に死にます。

この後、1ヶ月ほどLINEで盛り上がるネタになってくれた利尻ボーイズのポスター。フェリーターミナルの食堂で発見。利尻ボーイズ、現役です。

RISHIRIEのIEに広告代理店のこだわりを感じます
お時間と心の余裕のある方はどうぞ。真ん中の彼が一番人気。

そして、礼文島へ出発。12:15に利尻発で、13:00に礼文着。

礼文に向かうフェリーから見る利尻富士
なんとなくモーゼでも出てきて、割れて道ができそうな雰囲気の海

礼文ではトレッキングガイドさんに迎えて頂きそのまま桃岩のトレッキングへ。桃岩トレッキングは舗装された道の部分が多く、てっぺんまでも整備されている道なのでスニーカーでも問題ありません。

右上にとんがっているのがてっぺんの桃岩あたり
桃岩から向こうに見える海。綺麗です。
反対側に見える利尻富士
シーズンも終わり枯れかけた蝦夷にゅう

知識豊富なガイドさんのおかげですごく楽しい散歩になりました。私を含めハーバリストが3人いたので礼文の薬草を中心に説明してもらいました。

ゲンノショウコ、ツリガネニンジン、サラシナショウマ、キタノコギリソウなどなど。絶対ガイドさんをつけるべき。5km程度の距離を説明をたくさん聞きながら往復で三時間程度とゆっくり回ります。すごく楽しかったです。

帰り道でガイドさんが教えてくれたフェリーターミナルの近くのうのず製菓の黒糖饅頭。疲れていた私たちが「饅頭!饅頭!」の掛け声とともに頑張って歩き、車で港に戻ったら、なんとお店が閉まってた、、、。責任を感じてしまったガイドさんが閉めかけていた向かいのカフェ「Ru-we」の方にお願いして、ケーキの販売をして頂きました。このケーキが美味しかった!

礼文に行く方はおまんじゅうとケーキ、両方とも忘れずに。

そして、17:05礼文発のフェリーに乗って、19:00に稚内に戻ります。みんなくたくたになって雑魚寝で寝ていました。

今回は7名の湯治仲間だったのでハードなトレッキングはしていません。もしまた行く機会があったら、利尻ではレンタサイクルで島を回り、礼文ではもう少し長い距離のトレッキングをしてもいいかなと思います。

ただ、礼文は絶対に6月から7月に行って、エーデルワイスの仲間のレブンウスユキソウに会いたい!

で、この日程、フェリー代や宿代、レンタカー代、ツアー代など入れて、全部で2万円ぐらいでした。まだあの時期はGo toトラベルは使えてなかったと思うのですが、現地のクーポンなどは少しあり、おそらく2〜3割ぐらい安く行けた感じかな?だいたい2万5千円ぐらいが2万円で行けた感じです。人数も多かったので安く済んだのかと思います。

湯治の人は、もともとアトピーなどでしっかり働くこともできなくなって収入が減った上で湯治の費用もかかるので、なかなか利尻まで行く気力も体力も金銭的余裕もないかと思いますが、人数を集めたり、うまく工夫すると安くでき、トレッキングをしなくても楽しめるのでぜひ気分転換に行ってみてくださいね。

ご参考まで!

そして、なんと、来週は屋久島へ行きまーす!やっと緑に会える!また戻ってきたら屋久島報告をいたします。