私的なアトピー考

久々のブログでちょっと長めです。自分のアトピーについての話。

去年の酷かったアトピーは落ち着きました。

日本に帰ってきてから再発したアトピーですが、帰ってきたての頃は体がアレルゲンにびっくりしたのか酷く出て、その後徐々に落ち着いていきました。ただ、一昨年、以前住んでいた場所(都内)に引っ越してから徐々に再度悪化し、帰国後1番の悪化を迎えたので、アレルギー反応を過剰にさせるような環境要因が何かあったような気がします。

排気ガスであったり、目に見えない化学物質であったり、水であったり、何かしらの原因が。

毒素を排泄し切れずに体内に毒素がたまり、そこに季節性のアレルゲンに対する反応が加わったことで、アレルゲンに過剰に反応するだけでなく、毒素プラスヒスタミンの過剰生成で症状も酷く出たのかと思います。

人生の舵取りを大きく変えて色々な犠牲も払って好きな仕事をして、ストレスを軽減し、インナーチャイルドの癒しも過去に相当時間も労力もかけて行っていて、食生活もクリーン、生活習慣も比較的整っている中で、それでも尚あれだけ悪化するということは何か要因があるはずです。ただでさえ、今は普通の人の1/3ぐらいしか働いていないので、これ以上ストレス軽減って「働くな」ってことです。それはちょっと方向性が違う。「自分を愛する」というテーマも出てきましたが、一応心には留めてその努力はしようとは思いましたが、物理的にここまで症状が出るほど、潜在意識で自分を愛せていなかったり認めていなかったりは心当たりがなく。

必ず何か物理的な要因があるはず。

バイオレゾナンスも見てもらったのですが、細菌・ウイルス・重金属・化学物質・環境ホルモン・アレルゲンなど一切合切に反応していて、且つ、アトピーだけでなく真菌感染・蕁麻疹・紅皮症など色々な皮膚疾患が出ていました。反応が出過ぎで、狭められない。

豊富温泉に2回行ってなんとか落ち着き、順調に回復して、元気も出てきたのが去年の秋以降。

そしてまるで見えない何かに東京から追い出されるようにして、住居の契約更新のタイミングで神奈川の緑の多い場所に引っ越してきました。緑に囲まれたこの場所で、心も体も更に落ち着き始め、帰国後初めて心身ともに元気がむくむく出てきました。

ただ、まだ若干アトピーは治り切ってはおらず少し出ています。今年に入ってからは、体が熱くなると蕁麻疹もどきが発症しやすくなってきていて、その部分の皮膚が掻き壊される感じで、また出方が変わってきている感じ。ただ、そこまで酷くはない。

体温の調節に関しては、多分閉経近くでエストロゲンが下がってきたことにより自律神経が乱れ、ホットフラッシュまでは出ないけれども、体温調節の幅が狭まり調整がちょっと難しい、という感じなのかと思います。更年期症状は日々の食生活のおかげか全く何もありません。

ただ、例年、花粉の時期は花粉皮膚炎があり、また、梅雨の時期はカビに一番アレルギー反応を示すので、何もなくても炎症が起こりますが、シーズンはじめに炎症が皮膚に残っていると加速して酷くなります。なので、1月後半から7月までは、アレルゲンが違えば症状の出方も代わり、季節的な皮膚のアレルギー反応が蕁麻疹もどきとミックスの状態で順番に出ていました。

でも、花粉皮膚炎も東京にいた頃よりは症状が全然まし。花粉自体は神奈川の方が多いと思うのですが、花粉についた化学物質が少ないからでしょうか。神経を逆撫でするようなイラつきを伴う痒さや酷さではない。今年ではっきりわかりましたが、花粉よりも黄砂とPM2.5の方が症状が酷いです。でもそれも去年までと比べたらコントロール範囲内。

とはいえ、まだ若干残るアトピー。元々アトピーは、身体の解毒機能(腸・肝臓・リンパ)がうまく働いていないことが大きな要因の1つなので症状もリンパに沿って出がちではあり、また、今残っているアトピーも実際にリンパに沿って出ているのが明らか。特に今は患部が限られているので明らかにリンパに沿っているのが明確にわかります。

症状があまりに酷い時やアレルゲンに触れている真っ最中は、食事や何やらで出てくる炎症を抑えるのに忙しくなかなか手をつけられなかったのですが、今年は比較的症状が軽かったことと、とても気持ちに余裕があったので、初めて本格的に体の外から働きかける解毒のトリートメントを集中して行いました。

私のSNSを見てくださっている方はご存知の通り今年米糠酵素風呂に行き始め、初めはあまり出なかった汗も2回目ぐらいからバンバン出始め、その後は米糠酵素風呂と岩盤浴で少なくとも2週間に1回はたくさん汗をかくようにしています。夏の暑さが本格化するまでは運動も結構汗をかくほどやっていました。

ただ、汗をかくだけだとそこまでアトピーの改善にはなっていないというか、「ここまでかいているのにこんなものか?」と思い、改めて症状が出ている部分を眺めて「やっぱりリンパだ」と思ったので、リンパに集中することにした次第。

そして昔からやりたかったオイルを使わない優しいリンパマッサージをしてくれるところを探しました。で、見つけたのがマニュアルリンパドレナージュ(MLD)を行ってくれるロンブラージュさん。このMLDは医療向けで使用されるもので、15年ぐらい前の脱ステの頃に探して当時の住まいから近いところで良い場所がなくて断念していたものです。

エステとかでよくあるオイルを使って深部リンパ管にアプローチするリンパマッサージとは異なり、何もつけずに指でそっと皮膚を引っ張っていくリンパマッサージです。この種類のリンパマッサージの場合、リンパの流れをよくして解毒を促すだけでなく、自律神経も整えてくれるため、自律神経の乱れで起こる物理的・心理的症状や、更年期の症状も緩和してくれることがあります。実際、さまざまな症状の方がこられているようです。

本当に優しいタッチなのにリラクゼーション効果がすごい。「リラクゼーションの気持ちよさは筋肉に圧をかけてもらってなんぼ」という概念がひっくり返されます。副交感神経が優位に経つのが実感でわかる。

このMLDのマッサージを2週間に1回のペースで初めに数回集中的に受けました。2時間マッサージ台に横になっているのに、顔と足のむくみがすっかり取れます。足のサイズはダウンし、顔も明らかに小顔に。

ロンブラージュさんでは初回のコンサル時にしっかり「なぜこのリンパマッサージが効くのか」説明をしてくださいます。「なるほど、なるほど」の連発です。「なるほど、だから皮膚の表面の炎症によって集まった炎症性物質が流れていかずその場に留まり、さらに炎症をひどくして浮腫を引き起こすのか」と、超納得。

そして、体感として本当にずっとそこに止まっていた様々なものが流れていくのを感じます。何より、びっくりするくらい顔がスッキリして美容効果も嬉しい。

リンパで確信を持ったので、同時にリンパに効くサプリを飲み始め、この相乗効果もあってか、3回目を受けた後ぐらいから、去年から少し残っていた、それまでなかなか引かず薄く残っていた肩甲骨と肩周りのアトピーの湿疹が全部きれいに引きました。

このMLDのリンパマッサージ、アトピーでない人にも本当に超おすすめです。きれいな人はさらにきれいになります!ちなみに、これ、自分で見様見真似でやったら悪化しました(笑 ここはプロに任せましょう。過去にも自分でやって悪化したことがあります。多分強くやるとダメなんですね。

こうして、

  • アレルゲンのコントロール
  • 消化器と腸のメンテナンス
  • ヒスタミン不耐症のコントロール
  • 遅延性アレルギー食材の制限
  • 炎症性物質の除去と抗炎症食材摂取
  • 皮膚生成の栄養補充
  • アレルギーに関連する栄養補充
  • 食事全体の調整
  • 運動含め生活習慣改善
  • 解毒機能の向上
  • ストレスマネジメント

は全て経験済みで、何がどう効いているのか把握できて、そこにリンパのトリートメントで解毒機能向上がプラスされたところ。

アトピーは色々な要因が複雑に絡まって発生します。一個一個要因を潰していき、それでも残る症状に対処していきますが、今、リンパのトリートメントも行って、さらに整理されました。

そして、それでも最後に残ったのが「アレルゲンに対するこの過剰な免疫の反応」。

一個一個チェックして潰した上で浮き出たこのポイントに最後働きかけるのに、今、サプリの形でハーブを使い始めました。

アレルギーに効くハーブで有名なのはアルビジア(Albizia lebbeck)やバイカルスカルキャップ(Scutellaria baicalensis)などがありますが、私はこの2つは全然だめ。以前摂ってすごく悪化しました。

ただ、先日偶然アストラガラス(Astragalus membranaceus)のアトピーにおける動物実験の研究を偶然見つけて、ピンときたので試してみたところ、これがいい。免疫の反応が抑えられているというか和らいでいるのを感じがします。

必ず悪化してしまう梅雨が終了した頃に、アストラガラスとリンパのハーブを飲み始め、定期的な岩盤浴または米糠酵素風呂とリンパマッサージで今すごく調子がいいです。あと、運動も、やはりリンパの流れが良くなるからこそ効果があることが実感でき始めています。

最後の扉がやっと開いた感じ。

「自分を愛する」ことについても、元気が出てきたこともあり、「自分ではもう十分にやれることはやっている気がするから、あとは人と愛し愛される関係を築こう」と、活動を始め、とても素敵な出会いもありました。

よく、英語の言い回しで「より良いバージョンの自分でいられる人と一緒になろう」という言葉がありますが、「そんな関係本当にあるんだ〜」と実感。今は、たっぷり愛情をもらい、一緒にいるとリラックスができ痒みがおさまるというミラクルなリレーションシップをユニバースが贈ってくれた♡

と、いうことで長くなりましたが、アトピーに関しては上記の赤太字のポイントが大事で、特にやはり解毒機能の向上がキーだということが実証された、というお話でした。あと、愛し愛される関係はさらなる治癒になるということ。最高の薬です。

赤太字のポイントは闇雲にどれか1つを突然やっても多分効果は少ないです。ステージや症状に応じて効果的にやる順番があるので、その点は個人個人順番と方法が異なります。私自身が若干特殊ケースなので、いくつかのポイントだけでアトピーが治ってしまう人も意外と多いです。

気になる方はコンサルでご相談くださいね!

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