なぜ、感じていることを言えなかったり、感情にふりまわされてしまうの?

感情をうまく処理できない大人はたくさんいます。不機嫌になったり、怒鳴ったり、脅したり、黙り込んだり。

外から見えなくても、多くの人が自分の感情と格闘しており、それが生活の様々な面に影響します。

私たちは、ストレスの多い感情にどのように対処するか、また、感情を表現する方法を、幼少の頃の親との関係を通して教わります。親が自分の感情にどのように対処しているかを見ながら、子供は無意識のうちにそれらを学んでいきます。

もし親(または養父母)が、安心して感情をオープンに表現し、感情の吐き出し方に取り組むためのスペース(場)を作ってくれないと、私たちは難しい感情をどう処理するべきかわからなくなります。

私たちはそれに対処するために;
・とても敏感に反応したり(他人や自分自身に暴言を吐いたり、怒鳴ったり)
・閉じこもったり(感情から切り離すよう解離したり)
・避けたり(不安を感じ、感情的密接さを避けるようになったり)
するようになります。

反応型子育て:叫んだり、怒鳴ったり、身体的虐待をすることで激しい感情に対処する親の元では、私たちは感情が人をキレさせ、自制心を失わさせる、感情を表現することは安全ではないと学びます。

否定型子育て:激しい感情を「動揺する理由はないもない」などと否定や軽視をして対処しようとする親の元では、私たちは現実と実際に感じていることのギャップに混乱し、実際に経験していることや自分自身の感覚を信じないようになります。

レスキュー型子育て:激しい感情を持った時に、「彼が同じことを2度としないようにコーチを呼ぼう」などと至急その感情をフィックスさせようとすることで対応する親の元では、私たちは感情は人々を圧倒させ、参らせてしまうと学び、その感情を変えようとする以外の方法でどのように他人の感情のためのスペースを作ったら良いのかわからなくなります。

解離型子育て:激しい感情を無視したり、激しい感情を子供が持った時に子供を避けようとする親の元では、私たちは感情を表現しないほうが良いと学び、愛されるために「盛り上げ役」や「ハッピーパーソン」になろうとします。

私たちがまだ保護が必要な間に生まれるこの愛着トラウマは、生涯にわたる影響を及ぼします。

ただ、同時に、自分の人生において、私たちが自分自身で新しい方法で対処することを学べる、と言うことを理解することがとても重要です。

そのためには、安全な場所を確保し、衝動や渇望に反応する衝動から離れることを学ぶための瞑想、「感情を爆発させて、傷つけてしまって、ごめんなさい。怖いと感じていました。」と人間関係を修復しようとする謙虚さ、ストレス解消の処理に役立つ呼吸法、実際には出さないで良いので手紙や日記や絵などで気持ちを吐き出すこと、これらの訓練をすることで感情に行動をコントロールされないようにできます。

@the.holistic.psychologist より抄訳

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