コロナ感染やワクチン接種後に気をつけること

コロナ感染後の後遺症を持つクライアントさんや、ワクチン摂取後の不調を訴えるクライアントさんを見ていて、また、自分でもワクチン摂取後の体の変化を観察し、確実にそこに何かが起こっているのはわかっていましたが、いくつかのワクチン関係のセミナーなどに参加し、同じような患者さんを診ている医師やナチュロパスの話から、だいぶ状況がクリアになってきました。

ちなみにワクチン摂取前はクライエントさんへの影響も考え、自分の考えはブログなどでは公にしていませんでしたが、他の自然療法に関わる人々と同様にコロナの前から私は反ワクチン寄り(必要なワクチンか不要なワクチンか明確すべきという考え)で、このコロナのワクチンについては懐疑的です。

コロナウイルス自体がどうしても自然発生のものに見えないので、人為的操作が入っているかもしれないウイルスに対して作るワクチンであれば人為的✖️人為的で、その長期的影響は計り知れない、と考えていました。新しいmRNAワクチンにしても作用機序を知れば知るほど「No No No」でした。

薬の良い面も知っていれば、身体に残る悪い面も実際に身をもって経験をしているが故。

その考えは全くもって変わらないのですが(なので、この未知のワクチンを子供に打つことには反対です)、今回は以前ブログでもお話しした通りプライベートの事情からワクチンを打つことに決め、また、自分で実際に経験することで何をしていけるか体験していこうという気持ちもありました。ワクチンを打った人たちと運命を共にしているので、今はこうして「元は反ワクチン派です」とお話しできています。

解毒が苦手な体質なのでリスクは大きいのですが、私のように過剰に免疫が働いている身体がどのように反応していくかにも興味がありました。

実際にワクチンを打ってみて、2回目のワクチン後の副反応は他の人より酷かったのですが、それよりもその後の変化を感じています。これも怖がらせるといけないと思い書かなかったのですが、頭痛とも頭重感とも言えない血管が詰まるような薄い頭痛が続いています。普段、超クリーンで頭痛も何も(アトピー以外は)一切ない生活をしているのですぐに身体の変化はわかります。

2回目のワクチン摂取後、3週間目の現在、だいぶ症状が減りスッキリし始めているので、少し安心してこれを書いています。おそらく来週はもっと減っていくのではないかと思います。今、わかっていることと体験していることがあまりずれておらず、「確かにそうかもしれない」と思える状態を実際に感じているのでこれを書いた次第です。

以下の内容は怖がらせるためではなく、どのように対応していくべきか、の説明になります。長くなりますが興味のある方は読んでください。

コロナ感染後の後遺症には以下のような症状があります。

急性および慢性のワクチン副反応;

体温の問題、異常感、頭痛、ブレインフォグ、めまい、貧血、気管支喘息、気管支炎、副鼻腔炎、血栓症、微小塞栓症、火照り、耳鳴り、聴力低下、肝機能障害、動悸、呼吸困難、倦怠感、全身疼痛・痺れ、食欲不振、不眠、悪寒、嘔吐、下痢・軟便、腹痛、鬱・躁状態、無気力、記憶力低下、自律神経失調、帯状疱疹、浮腫、味覚障害、化学物質過敏症、脱毛、ED、月経関連(痛み、不正出血、不順、不規則、無月経)、ヘルペス、帯状疱疹、虫垂炎、摂取部位頭痛・膨張・知覚異常など

あと免疫に作用するので自己免疫疾患の発症や、既往の自己免疫疾患の悪化などもあります。

実際に、クライアントさんをみていて、また、自分で体験をして、上記の中のいずれかの症状が、軽度のものですが長期で起こっている感覚があります。また、お医者さん方の報告を聞いても程度はそれぞれですが同じように副反応が長引いている患者さんが多いようです。

ちなみにコロナ感染の後遺症は以下の通り;

微熱、倦怠感、息苦しさ、頭痛、めまい、貧血、鼻炎・副鼻腔炎、味覚障害、動機、頻脈、浮腫、糖尿病、脂質異常症、高血圧、月経不順、更年期障害、甲状腺機能低下症、副腎疲労、ED、呼吸困難、睡眠障害、食欲不振・亢進、排便異常、鬱・躁状態、無気力、記憶力低下、全身疼痛、脱毛、自律神経失調、筋肉痛・関節痛、頭重感、火照り

なんとなく、どちらも重なりますね。

この症状を引き起こすのは、いずれも今回のコロナウイルス特性に由来するものです。以下に簡単に自然感染のプロセスと、ワクチン接種で免疫が抗体を作るプロセスを紹介します。

自然感染では図の左のようにウイルスが体内に入り、細胞のACE2受容体(アンジオテンシン変換酵素2)に結合して細胞の中に入り込み、自分のコピーを作って増殖します。ACE2とはもともと血圧を降下させる働きをする酵素です。

増殖したウイルスは体内のACE2受容体に結合し症状を悪化させていきますが、ウイルスに感染する度に細胞はサイトカインを放出します(図の中に小さな色々な色の点々)。

サイトカインは、発熱、倦怠感、頭痛、凝固異常を起こしますが、それは本来は身体を守るための機能で、感染したことを他の細胞に知らせて、炎症を抑えるように誘導するためです。サイトカインは感染した細胞からだけでなく、各種免疫細胞からも分泌されますが、感染した細胞が多くなればなるほどサイトカインは一気に増え、サイトカインストームを起こします。全身、炎症の嵐に見舞われることになり、健康な細胞を攻撃し、血栓などが作られやすくなります。

ワクチン接種では、右のプロセスで示されている通り、スパイクタンパク質を作る設計図のmRNAがワクチンに含まれ、RNAが細胞内に入りやすくするためのPEG(ポリエチレングリコール)の助けで細胞の核内に入り、スパイクタンパク質を作っていき、擬似で感染した形態の、スパイクタンパク質をまとった細胞(抗原提示細胞)を作ります。

それらに対して樹状細胞やマクロファージが反応し、T細胞やB細胞など各免疫細胞に指示を出して、中和抗体を作り、また、攻撃を行わせて記憶させることで、将来のウイルス感染に備えます。

ワクチン接種の急性の副反応はこの免疫反応そのものやワクチン接種時におけるサイトカインによるものですが、長引く副反応に関して、それらがなぜ起こるのか少しずつ解明してきています。

まず、そもそもはサイトカインの働き。上記の図にある通り、プロセス上、色々なところでサイトカインは発生し続けます。そもそも感染にせよ、ワクチン接種にせよ、免疫反応のひとつでもあるサイトカインの発生はさまざまな箇所で起こり、炎症が起こりやすい状態になっています。サイトカインストームまでにならなかったとしても、地味な慢性炎症が起こり、いつでも全身性に広がれる火種が燻り続ける状態になります。

また、実際にワクチン接種をして、抗原提示細胞が攻撃して破壊された後、その残骸が血中の中に入っていきます。そしてこのスパイクタンパク質の残骸が単体で、体内のACE2受容体に結合し細胞シグナル伝達に影響を与えること、ひいては、血液凝固、血栓形成、炎症を引き起こす可能性があることがわかってきました。

ACE2受容体は脳、血管平滑筋、肺、肝臓、腎臓、副腎、脾臓、卵巣、精巣に存在します。なので、上述のACE2受容体を持つ臓器で、長期に渡って上記の副反応の症状、頭痛やブレインフォグ、月経異常などが起こる可能性があります。

また、ACE2の受容体が占領されているということは、ACE2の役割でもある血管拡張や抗炎症の機能も正常に働かなくなり、特に血管内皮のおいてこれが発生すると、前述したサイトカインによる炎症作用と合わさり、さらに血栓を作りやすくなります。

特に副反応でみられるような様々な症状を起こしうる微小な血栓です。それが頭痛、頭重感、記憶力低下、耳鳴りなどを起こすようです。

炎症と微小血栓の形成が主要な問題。これはコロナ感染後遺症にもワクチン副反応にも言えることなようです。

スパイクタンパク質自体はどれくらいの期間で体外に排泄されるかはまだわかっていませんが、おおよそ数週間かと言われています。最終的には免疫グロブリンのIgAとIgGによって排泄されます。

コロナ感染後の対処とワクチン接種後の対応は、免疫を正常に働かせ、また、スパイクタンパク質およびワクチンに配合されているPEGポリエチレングリコール、実際にワクチンに使用されているのは変性したポリエチレングリコール(2-[(polyethylene glycol)-2000]-N,))を、どれだけ早く身体の外に排除できるか、に関わってきます。

そのためには;

・免疫状態を最適化する
・炎症を抑える
・ボディ・マインド・スピリットを整えホメオスタシスを最適化する

ことが重要です。

この働きを阻害するのは;
・肥満、喫煙、ストレス、睡眠不足
・栄養の偏り、サイトカインを増やす脂質または糖質過多の食事
・既存の慢性疾患の管理状態
・複数の薬剤の摂取、プロトンポンプ阻害剤、メトホルミン(糖尿病の薬)、抗生剤、下剤、SSRIなどの摂取
・PFAS(ペルフルオロアルコキシアルカン)などのフッ素樹脂加工製品(フッ素樹脂でコーティングされている製品)への暴露:ファストフードの入れ物・ポップコーンの袋、化粧品やワックスなどパーソナルケア製品、テフロン加工など焦付き防止加工がされた調理器具、汚れ防止剤が塗布されたカーペットや家具、レインコートやアウトドア製品、家電製品、消化器の消化剤

この働きを促進するのは;
・炎症を抑えるため糖質を控えたバランスの良いホールフードの食事(新鮮な食材、野菜、果物)
・免疫向上のための腸内細菌の調整:プロバイオティクス(発酵食品)とプレバイオティクス食材(葉物野菜・根菜、海藻類、きのこ、玉ねぎ、ニンニク、押し麦、もち麦、りんご、オレンジ、短鎖脂肪酸を作る豆類、若いバナナ、調理済みで冷えたジャガイモ・米・ライ麦など)の摂取
・抗酸化:カラフルな野菜や果物
・抗炎症:魚・アマニ油・エゴマ油などのオメガ3脂肪酸の摂取、炎症性の砂糖・パン、ピザ、お菓子など精製炭水化物(小麦、米)の過剰摂取・動物性脂肪・加工食品・冷凍食品・アルコールの制限
・免疫強化のための栄養摂取:亜鉛、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、鉄、ビタミンB
・mRNA分解に必要な栄養摂取:亜鉛、マグネシウム
・スパイクタンパク質の除去:キノコ類や納豆の摂取、イチョウの葉やターメリックティー(ゴールデンミルク)などのハーブティーの摂取
・デトックス機能向上のための適度な運動、発汗(風呂、サウナ、岩盤浴)、マッサージ・リンパマッサージ、睡眠
・炎症を抑え、自律神経を整えるストレスマネジメント(タイムマネジメント、マインドフルネス、自然の中で時間を過ごすなど)


食材や栄養は色々書いてありますが、全粒穀類、カラフルな野菜や果物、豆類、キノコ類、海藻類、魚や鶏肉や大豆などのタンパク質を揃えたら全部カバーします。

ポイントは「何を摂るか」よりもやはり「何を摂らないか」でしょうか。加工食品や冷凍食品ではなく、ホールフード、新鮮な細胞を食べましょう。コロナ感染後やワクチン接種の後の数ヶ月は少しデトックスモードにすると良いでしょう。

不安を感じながらワクチンを受けた方はたくさんいらっしゃると思います。この先、3回目を受けなくてはいけなくなるかどうかわかりませんが、上記を念頭に対応していっていただけたら良いかと思います。

究極、普段推奨していることと全体感は何も変わらないですね。

なお、コンサルテーションでは個人に適した内容でプランをご提案、また、ベストなサプリメントをご紹介しています。

最後に、ひとつ。このワクチンに「長期的副作用の安全性に関する科学的裏付けがない」ことは紛れもない事実です。数日でそれ自体は自然に消滅すると言われていますが、核内に挿入されたヌクレオチド(RNA)の長期的影響はわかっていません。

臓器が成熟していて、また、自分の人生に責任を負える大人は良いですが、これから臓器を完成させていく細胞を作っている子供の摂取に関しては、大人が最善を尽くして考えるべきかと思います。

大人のワクチン接種の選択の自由も残すべきだと思いますが、子供にも当然選択肢を残すべきで、また、大人が子供たちを守る政策を作るべきだと思います。

大人は知恵も経験もあるのだから。

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