そうして、過去にも一度登録したことがあるマッチングサイトに再度登録。
過去に２回ほど異なるマッチングサイトに登録したことがあります。ただ、まだ当時は期が熟していなかったのか、あまり気乗りがしないまま登録したので「自分はオンライン向きではない。疲れてしまう」とすぐにギブアップしてしまいました。
今回は「そんなことを言っている場合ではない、耳かき１杯分のホルモンもなくなろうとしている今やらずしていつやる！」と、本腰を入れて本気でパートナー探しを始めました。
そして、50代になると異常に寄ってくる国際ロマンス詐欺をかき分け、数人の方とやりとりをして、登録して２ヶ月で今のパートナーと出会い、ゆっくりお互いを知り、登録から５ヶ月後に退会するに至りました。
そして、今、ラブラブです。
なにより今この年齢で久しぶりに人とリレーションシップを築くにあたりびっくりしたのは、病気で辛い時期も過ごし、身体にも皮膚にも自信がなくなりましたが、そのために驕りが全くなくなったからこそ、相手を尊重する気持ちと一緒にいれる感謝の気持ちがすごく強くなっていること。
それから、無意識で起こる心の反応に気づけるぐらい大人になっていて、過去の恋愛で感じてきた自分の感情が、決してその関係によるものではなく、自分のインナーチャイルドのものであったことにも改めて気づきます。
例えば、40代、50代になると、会社の若い子たちの動きで見えるものがたくさんあると思います。手に取るようにわかる感じ。それと同じように、自分の心の動きも、まるで他人を眺めるようによく見えるようになっているんです。
今回、新しいリレーションシップを築く間（今も続いていますが）、むくむくっと出てくる自分のインナーチャイルドのエゴを冷静に見つめ、「これは自分のエゴだから、自分で解決する。これは彼との関係のことだから、彼に伝えて一緒に考える」と切り分ける作業をして、ものすごくすっきりしました。ひとつひとつに丁寧に対処することで、どんどん心が軽くなって、純粋に関係が与えてくれるものを楽しめ、幸福感が更に増していきます。
そうして振り返ると過去の恋愛がどれだけエゴに包まれていたものかわかります。昔知り合った方々ほんとうにごめんなさい。
人は若い時に関係の築き方や人との付き合い方などを学ばないまま、お付き合いをし、エゴのぶつかり合いをしてしまう。相手がどんなに誠意をもって接してくれてようが、自分のインナーチャイルドの叫びの方が大きくて相手を傷つけてきたように思います。ほんとうにごめんなさい。
大人になった今は面白いほどに、むくっとでてくる感情が自分のエゴだということに気づくんです。
なによりも、この驕りがなくなっているのがすごく良くて、無駄なものが削ぎ落とされて、純粋に幸福感と感謝しかない。
お相手も一人が長かったので、同じようにこの関係を大切に大切にしてくれています。お互いが全力で大切にしようとしていると、関係ってこういうふうに育っていくんだ、ということを実感できる。
自分が主体で自分が幸せになるためではなくて、二人の関係を丁寧に自分をアジャストしながら合わせていく感じ。お見合い結婚でうまくいっている夫婦ってこういう感じなんだろうなと思います。一緒に種から植物を丁寧に育てているような感じです。
賢い人たちは若い頃からそう意識して関係づくりをしているのでしょうが、私は若い頃は自分の感情もうまく扱えず、関係が深くなりそうになると相手を遠ざけたり、または、常に自分本位だったような気がします。
今、振り返って思うのは、愛情や関係を、何か穿き違えていたように感じます。いわゆる、インナーチャイルドのエゴを満たそうとする行為だったような。
それがやっと50歳にしてわかるようになりました。遅いけども、ここまで時間がかかっちゃったのね。
そして、これは確実に伝えたいのですが、今の彼はオンラインでしか出会えなかった相手です。
共通の趣味もなく、業界も違い、出身地も違い、生活圏も異なり、実世界ですれ違うことすら起こらないかも。たとえすれ違っていても、お互いシャイで、絶対に付き合うまで至ってないと思います。
でも、オンラインだったから、お互いの人となりがわかり、お相手募集中であることもわかり、そしてやりとりが始まり。
お互いが楽に感じるコミュニケーションツールを使いながら、ゆっくりお互いを知っていけばいくほど、相性がいいのがわかりました。今まで知り合った誰よりも、性格の相性がいい。「性格の相性が合うってこういうことをいうのか」と初めて感じた人。ほんとうに、オンラインでなかったら出会ってないお相手です。
彼とは何よりも言葉が通じ（言語の意味ではなく、言葉の意味）、一緒にいるとほんとうにリラックスして、実際に皮膚の痒みもなくなります。今でもたまに手にアトピーがでたりしますが、手を握っててもらうと痒みが全然なくなっちゃう。母の手のよう。
アトピーが出てる時は、人と一緒にいないほうがリラックスすると思っていたのが、実は逆で、一緒にいた方が身体の緊張が取れてリラックスして、あった痒みもひいていく。なんだか魔法みたいです。
年齢を経てから出会うことにも利点があり、オンラインで出会うことにも利点がある。
ちなみに、私の仲の良い同年代の友人も同じタイミングでマッチングサイトに登録し、同じタイミングで最高の相性のお相手と出会い、今ラブラブです。「今の彼と出会うために一人でいたんだと思う」と言えるほどのお相手。出会えているのは、私だけじゃありません。
こうして、51歳の今、ストレスが全くなく好きな仕事をし、おそらく人の1/3程度の仕事量で日々を過ごし、大好きなパートナーの温かい愛情に包まれ、緑に囲まれて木々の香りを嗅ぎ、新鮮な野菜や食材をシンプルにいただき舌鼓をうち、毎朝、日差しを浴びるだけで幸福感に包まれる日々を過ごしています。
南向きのリビングで日差しを浴びながら仕事をしていてると常に幸せを感じるのですが、そう言うときに「これを手に入れるためにひとつひとつ頑張ってきたんだな」と思います。仕事も、勉強も、アトピーも、パートナー探しも。
病気や独り身というのは、一般的に悪い言い方をすると「負け組」に見られることもあると思います。
でも、今、私を取り囲んでいるのは私に幸福感を与えてくれるものしかない。苦しんで、生き方を変えて、無駄なものを削ぎ落として、一度裸になり、改めてそこから必要なものだけ、確実に一つ一つ手に入れていき。それが今私が持っている全て。とてもとても「確実」なものなので、失う怖さもない。
今、病気で苦しんでいる人も、仕事で苦しんでいる人も、人間関係で苦しんでいる人も、自分がほんとうに望むものが何かに向き合い、丁寧に丁寧にそれを実現していくことで、幸せが待っています。
大丈夫だよ！求めていけば、ゆっくりかもしれないけれども手に入ります。
ただ、求めなければ手に入らないかも。
それから、こうしてオンラインでしか出会えない出会いがあるのもぜひ覚えておいてください。せっかくそういう機会があるなら、コロナで外に出れない間、利用しないともったいない！
ステディなお相手を見つけなくてもいいです。楽しくお話しできるお相手や、軽くデートができるお相手でもいいと思います。自分のニーズを明確にしておけば、そのニーズに合う方が候補で現れてきます。
次は、私の短い経験の中でですが、出会い系アプリの使い方と注意点も書いておきますね。