マントラとリラクゼーション

ご挨拶が大変遅くなってしまいました。

新年明けましておめでとうございます。2017年が皆様にとって良い年になりますよう心からお祈り申し上げます。

大変、ご無沙汰していました。帰国後から手と顔にアトピーが再発し少し体調不良でした。皮膚がピリピリしている間は、電磁波を発するものに触れたくなくなるので、パソコン・携帯をしばらく避けていました。

まず、帰国前後の過食で胃腸がやられてしまいました。消化器系が弱まったところで、環境が変わってアレルゲンに触れ、アトピーが発生したようです。いつものお助けサプリも効かず、食事に気をつけても、そもそも食生活が大きく変化しているので、なかなか炎症が治まらず。一旦、元のシドニーの時の食事に戻せたら簡単だったのですが、日本食に変わったので調整が難しかったです。手のアトピーと顔のアトピーは、継続または悪化する原因が異なっていて、それを把握するのにも時間がかかりました。

今は、治癒をサポートするためにも、徹底してアレルゲンの除去をしています。アトピーの難しさを再認識。

また、一方で、オーストラリアの恵まれた環境から一転、東京のコンクリートジャングルに放り出され、呼吸困難。頑張ってはみたものの、やはり自然が遠すぎて、自然エネルギーが足らず窒息寸前。また、オフィスワークをちょっと始めたのですが、そこでも企業で働くことのストレスを集約したエネルギーの形に触れる機会があり、弱まった体で自然のエネルギーサポート無しにエネルギーバランスを上手にとる難しさを実感。

シドニーの自然と交流する日々を送った後に、東京に帰る私を心配してくれた友人が数人「東京に帰ると大変だろうけど..」と、声をかけてくれていました。でも、東京で生まれ育っているし、バリバリ働きいろいろな経験を経た上で今に至っているので、「東京での生き方はわかっているから大丈夫だ、と思う。たぶん」と思っていたのですが、甘かった!

以前にも増して東京の円錐型的な強烈な磁場が強まっているというか、更に洗練されて研ぎ澄まされたストレスエネルギーというか、なんというか。ちょっと足を踏み外すと、竜巻のようなストレスエネルギーの渦に巻き込まれます。

恐るべし、東京。

過去に経験していたのでわかっていたつもりでしたが、日本のクライアントの方々は皆この環境に身を置いていることを改めて実感する良い機会だったと思います。

食事の調整・アレルゲン完全防御をしていたら、おかげさまで悪化はしなくなりました。薬は何も飲んでいないし塗ってもいないので、環境と自分の体さえ整えば元に戻る確信はあるので、大丈夫。

やっと調子が良くなってきたので、停滞したエネルギーを祈りの力を借りて払拭しようと、昨日は、近くの深川不動堂の護摩焚きに。

真言密教の護摩祈祷は、炎と太鼓とお経の響きが迫力があります。不動明王のマントラ(真言)は、私が一番初めに覚えたマントラでした。覚えやすくて力がある不動明王のマントラは特に第1か第2チャクラに効くような感じがします。太鼓の響きをお腹で受け止めながら一緒に唱えていると簡単に瞑想状態に入ってしまいます。

おかげでスッキリ。

個人的に一番好きなマントラは白多羅菩薩のマントラ。ホワイトターラと言います。

01092016whitetara

千の手を持ってしても助け切れない人々の苦悩に嘆いた千手観音の涙から生まれた菩薩と言われています。右の目から落ちた涙から生まれたのが、両手、両足、額に目を持つ女性性のホワイトターラ、左の目から落ちた涙から生まれたのが女性性の中の男性性を表すグリーンターラと言われています。さらに広く多くの人を救うために生まれた菩薩様です。日本ではあまりよくは知られていませんが、ホワイトターラはチベットでは大人気の菩薩様。千手観音の曼荼羅などでは、観音様の両脇にホライトターラとグリーンターラが配置されているのを見ることができます。ホワイトターラのマントラはとても美しいです。

不動明王のマントラも、ホワイトターラのマントラも、音から入って気に入って、一語一語の意味を知らないまま先に覚えました。心を落ち着けたい時に唱えたり、瞑想中に気持ちが乱れた時に唱えたりしていました。しっかり地に足をつけたい時は不動明王のマントラ、思考を広げたいときはホワイトターラのマントラ。それぞれの意味を後から調べ、「なるほど」と思いました。

マントラを唱えながらリラックスしたり瞑想することを習慣付けておくと、日々の生活の中でストレスを感じた時に、静かなところで数分マントラを唱えるだけで落ち着くことができるようになります。マントラを唱えることで瞑想スイッチが入り、体にアルファ波やシータ波の状態を思い出させてあげやすくなります。実際に瞑想状態に入らなかったとしても、交感神経をなだめて副交感神経を優位にさせる助けになります。

お気に入りのマントラを探してみると良いかもしれません。チベット僧のマントラCDやヨガ系でたくさんマントラCDは出ている様です。音楽として聞きやすいところではDeva PremalやSnatam Kaurなどがオススメ。

 

ちなみに私はDeva Primalがチベット僧とコラボしたこちらのCDがお気に入り。

ストレスが溜まっている人は、夜寝る前に、30分から1時間、テレビ・パソコン・携帯から離れ、電気を落として、マントラを流しながらストレッチをしたりヨガをしたり瞑想をすることを習慣づけると良いです。ストレスマネジメントの一つ、スリープハイジーン(睡眠衛生)でもあります。

ちなみに、うつの気がある人は瞑想は注意が必要です。もしやるならば、グループ瞑想・誘導瞑想など人と一緒に行うか、もしくはマインドフルネス瞑想がオススメです。その中で最後に数分間マントラを唱えたりするとよいですね。

あと、瞑想初心者の方や、不安症、心身ともoveractive(過度な活動)な方にも、マインドフルネス瞑想はオススメです。同じく、マインドフルネスをやって終わったあとに、最後の数分間、気に入ったマントラを唱えるなどすれば良いと思います。

マントラを唱えるのに、瞑想をしなくてはいけないわけではないので、覚えて唱えるだけでももちろん問題ありません。

 

マントラをリラクゼーションの一つのツールとしてご紹介しましたが、音が体に染み付いたマントラを、意味を理解しながら唱えると、マントラが祈りに変わってきます。そうするとまた新しい世界が広がります。

さて、私もしばらくメンテしま〜す!