ナチュロパシー留学体験談セミナー

先日ご案内したシックエジュケーションさん主催のACNT・ANCB学校説明会。

ナチュロパシーの勉強に関しては、以前、ナチュロパシー留学のブログに4年間の生活を逐一を書いています。「とにかく勉強が毎日大変だー」ブログです。

最初の一年目から大変でしたが、大変さも慣れていくものだとばかり思っていました。大変さに比例して自分もものすごい速さで成長するのですが、課題の大変さも常にそれを上回ってくるという、素晴らしくよく出来たカリキュラムです(泣

以前は、実年齢より若く見られることが多かったですが、学位に変更してからの最後の半年の過酷さで一気に老け、ちゃんと今は年相応になりました。まるで、浦島太郎の玉手箱を開けたよう。未だにあの時期の過労からくる老化ダメージを引きずっています。

それはさておき、コースのお話。

日本では知名度が低いナチュロパシーですが、北米やオーストラリア、特に都市部では認知度は高いです。学問としては、ウェスタンハーバルメディシンと、ニュートリショナルメディシンを包括して、そこにエナジェティックメディシン(ホメオパシーやフラワーエッセンス)などを加えたものがナチュロパシー。

実は、オーストラリアでは、ウェスタンハーバルメディシンとニュートリショナルメディシンをそれぞれ単体で学べます。全部を統合したナチュロパシーの学位は4年のところ、学科を分解して、それぞれ個別に3年で学位をとることができます。

ウェスタンハーバルメディシンとは西洋ハーブのみを使った療法。一方、ニュートリショナルメディシンとは、栄養学を用いてホリスティックに自己治癒力をあげる療法で、クライアントに対してコンサルテーションを通してアセスメントを行い、栄養素サプリメントや食養を処方します。ナチュロパシーと同様に、クライアントがコンサルを受けるに際して、医者の診断あるなしは関係ないので、必要に応じてお医者さんの診断へ誘導できるような基本的な病気の知識は身につけます。

私はダイエティシャンのことは詳しくはないので、実態はご自分で調べて頂いた方がいいですが、これまで耳にしてきたダイエティシャン(管理栄養士)とニュートリショニストの違いを簡単に説明すると、ダイエティシャン(管理栄養士)は、各症状にプロトコル(対処法)があり数値で栄養を図る傾向にある・お医者さんの診断ベース、ニュートリショニストの場合は、サプリの処方に数値の知識は絶対的に必要だけれども、食養などに関しては数値より質、ホリスティックなアセスメントとトリートメントプランを軸にしていること。また、ニュートリショニストは、ナチュロパシーと同様にUnderlying causes(根本的な原因)を探り、そこにアプローチしていくので、プロトコルはあるようでありません。一人一人のクライアントに対して、処方は全て異なります。

実はオーストラリアの学校では、ナチュロパシーよりもニュートリションの方が圧倒的に学生は多いです。多くの人がナチュロパスが何をするのかわかっていないまま入学するので、途中でナチュロパシーに変更する人もたくさんいますが、それでもやっぱり絶対数はニュートリショニストの方が多い。オーストラリアでは食養がとても人気があります。ヘルスコンシャスな人々の間で人気のレシピ本は大抵ニュートリショニストが書いていますし、ニュートリショニストが作ったサプリや健康食品などがたくさんあります。

健康関連については、大抵ほとんどのエリアでアメリカが一番進んでいますが、実は栄養学に関してはオーストラリアの大学は世界でもトップレベル。

日本に帰ってきて、やはり思うのですが、ハーブやサプリが使えない日本では、ニュートリショニストが活躍できる場面の方が多いのではないかということ。日本は良い食材も多いのですが、現代日本食は、ただでさえ砂糖・糖分が多く、その上、砂糖を使わないと味付けできない醤油文化、という難しい課題を抱えています。食文化的に、欧米のホリスティックな食養レシピは使えないので、日本にニュートリショニストが増えて、日本の食材を使ったヘルシー日本食を編み出してくれないかな〜と、実は個人的にも期待しています。

と、まあ、そういうことで、できれば、ニュートリショナルメディシンのことも話の中で少し触れられたらな、と思っています。もしかしたら、4年の学費はどうにもならないけれども、3年ならば、という人もいるかもしれませんし。

学校説明会は以下の通りです。

★新・ナチュロパシーを目指す!リメディアルで癒しのプロになる!ナチュラルセラピー先進国オーストラリアでの留学体験談~IFA日本代表ACNT卒業生~

2017年5月13日(土)東京
9:00~と13:00~の2回に分かれています。

お申し込みはこちらから。