4月22日ナチュロパシー講座「婦人科系疾患」の予告

最近はフォローアップコンサルが多くなってきていて、新規も含めて、5月後半までコンサルの予約がほぼ埋まってしまいました。嬉しい悲鳴。お待たせしてしまいますが、この先は6月以降のご予約になります。

コンサルの合間に、今月末の講座「婦人科系疾患」の資料を頑張って作成しているところです(まだできていないのか!)。

今回の6月までの講座のお題目は、特に深く考えず話したいことと他の方からいただいた案とちょっとずつ混ぜて決めました。毎月資料を作る時にお題目を掘り下げつつ、内容を1から組み立てて作っています。

4月の婦人科系を特定の婦人科系疾患にしなかったのは、単純に特定のものにしたら人が集まらないからで、その先を全く深く考えていませんでした。でも、なんとなく婦人科系の話はしないといけないなぁと感じていて。作り始めたら、すぐに「やっぱり肝臓だよね」とデトックス中心の話になりました。

エストロゲンなどの性ホルモンは肝臓で代謝され、肝臓の健康次第で、良いホルモン代謝物か悪いホルモン代謝物に変換され、胆汁酸に混ざって腸に排泄されます。肝臓がしっかり働いていなくて、しかも便秘がちだったりすると、悪いホルモン代謝物が長く腸に留まり、また体に吸収されてしまって悪さを起こします。普通のエストロゲンもエストロゲン受容体に結合してその作用をおこしますが、このような代謝物も体に残るとエストロゲン受容体に結合して悪さをします。

また、現代社会ではどんなに気をつけていても、農薬・成長ホルモンを打たれた食肉・化粧品・プラスチック製品などから、外因性エストロゲンを日々体内に取り入れています。この外因性エストロゲンもエストロゲン受容体に結合して悪さをします。体のデトックス機能が正常に保たれていればどうにか外因性エストロゲンを排泄できますが、外因性エストロゲンを入れる量の方が高かったり、腸内環境が悪いと「毒物を吸収して保存する機能」を高めてしまいます。

女性は、食べ物からだけでなく、化粧品、ボディクリームやヘアケア製品などからも様々な化学物質を、皮膚や頭皮から経皮吸収しています。女性の柔らかい体は男性より脂肪が多くつくように作られていますが、脂溶性である毒素はその脂肪細胞に溜まっていきます。

男性も肝機能の低下と外因性エストロゲンの摂取によって悪いホルモンが増えて、前立腺肥大などが起こりやすくなりますが、女性の方が肝臓も少し小さく、脂肪も多く、男性よりも毒素を溜めやすい体になっています。

特に婦人科系疾患を持っている女性はこの外因性エストロゲンの作用にも敏感でありながら、体のデトックス機能が上手く回っていないことがとても多いです。

体内に摂取するものと、肝臓の健康と、腸内環境がまずは正常なホルモン代謝の第一歩。

というわけで、デトックスの重要性と、いつも通り「なぜ?」というところを掘り下げます。で、資料を作っていたら、またちょっとやりすぎ気味になってきました。でもやっぱりそこを話さないと、「体にいいものを教えてもらった」というだけで、ニンニク食べよう、とか、ブロッコリー食べよう、人参食べよう、とか、お酒はちょっと控えようとか、そういうモチベーションが講座の後1ヶ月もしないで無くなってしまうと思うのです。

私の講座を聞いていただけたら「ちょっとマジやばい」と本気で気合いが入ること請け合いです。

簡単でわかりやすくしようと「一般の方向けの」と名打っていた講座ですが、ごめんなさい、ちょっと今回は(も?)深いです。ちょっと分子栄養学か薬学寄り。最近は仕事でお医者さん向けの補完代替療法のセミナー資料を作ったり見たりすることが増えましたが、そこでも話せるレベルの話かと思います。長い目で見て体に非常に有用な知識なので、少し難しめでも婦人科系疾患のある方は絶対知っておいた方がいい情報だと思います。一見難しい話に見えますが、簡単にわかりやすく話します。頑張ります。

そこから先、各疾患ごとにハーブやサプリの特別な処方をさらっとご紹介する流れになります。

肝臓のデトックス機能のことは、30代の頃の自分に誰かから話してもらいたかった。一番初めに調子を崩した時にナチュロパスに会っていたら。美味しいものを食べて美味しいお酒を飲むのが人生の楽しみであり、質の良い食材やお酒ならそこまで体に悪くはないだろうと信じていたあの頃。こうなることを知っていたら、肝臓がダメージを受ける前にお酒を控えたのに、とつくづく思います。

まだお席には余裕があるのでご興味のある方は是非どうぞ〜♪

第4回 薬に頼らず子宮を元気に!

婦人科系疾患編 2018年4月22日(日)10:00〜12:00

やっぱり妥協できないのね〜。ちょっと資料が難しくなってきちゃった言い訳でした。