一ヶ月ほど前ほど前に、SNS経由である外国の方からカンファレンスのスピーカーのオファーが来ました。ナチュロパシー関連の国際カンファレンスでスピーカーをやってもらえないか、と。
「ひぇ〜、オーディエンスの数すごそうじゃない?しかも英語かぁ。微妙。」と思いながらも、体力と時間さえ許せば来るものは拒まずなので、「前向きに検討します。特に研究課題はないのでケーススタディでよければ喋ります」とお応えし、「では是非キーノート(基調講演)スピーカーで!バイオグラフィーとアブストラクト(要旨)を提出してください」と言われ、「キーノートはさすがに無理ですが(無理に決まってるし!)、とりあえずまた後ほど」と言って一ヶ月間放置していました。聞いたことない団体だったのでちょっと怪しいなと思い、オージーの友達にも見てもらって「他のスピーカーも本物っぽいし、大丈夫じゃない?頑張れ!」と背中を押され、でも、一ヶ月後回し。
やっと重い腰を上げて、「今日はさすがにアブストラクトぐらい書くか」、と、仕事の後に帰宅後、そのイベントサイトに再度アクセスして、参考にしようと他のスピーカーのアブストラクトを読んでいました。サイトの構成を見ながら「やっぱりなんだかどうも腑に落ちない」と思って、いろいろ調べたら、どうやら「predatory conference」というものらしい。開催しないわけではないけれども、一見専門的な内容に見せ、研究発表の場を提供するふりをしながら、キチンとしたコントロールもなく、集めるだけ人を集めていい加減に開催し、高額な入場料だけ取って返金しない、要するに目的は単にお金。やっばい、引っかかるところでした。だから私なんかにキーノート講演頼むんだわ。
開催しないわけではないだろうから、やるにはやるのだろうし、カンファレンスで大勢の前で実際に喋るという経験はできるわけだけれども、そんな詐欺のような行為の片棒は担ぎたくない、ということで、アブストラクトを書くのを止め、余った時間で代わりに「体を知るシリーズ その2 爪」を書きましたー。
前置き長かったですが、皆様どうぞご自身の爪を見ながらお読みくださいませ。
「体を知るシリーズ その2 爪」はこちら!