JAMHA 2019年ツアー

日本メディカルハーブ協会(JAMHA)の2019年のツアーが告知されました。

「~アボリジニの聖地に息づく植物たち〜 大地のパワーで心と身体を癒すオーストラリアの旅」

2019年11月7日(木)~11月14日(木)の8日間のメルボルン、ブルーマウンテン、バイロンベイ(エインズワース湖)のツアーです。

Facebookで告知しましたが、こちらの企画、ご縁をいただきJAMHAの国際委員として私が携わらせていただいています。

メルボルンで、カフェの街やファーマーズマーケットを楽しみながら、ネイティブプラントを学び、ナチュロパシーの学びの環境を視察し、知識を得た後にブルーマウンテンの秘密のボタニックガーデンで実際にネイティブプラントを散策、ほのかにユーカリの香りのする街に滞在して、ナチュロパシーのコンサルテーションを受けたり山の街を探索しながらリラックスして過ごし、その後はヒッピーの街バイロンベイに移動して、ティーツリーの湖を訪れます。

このツアーに通訳兼としてフルに同行させていただきます。

このツアー企画、現実の企画は今年に入ってからJAMHAさんと始めさせていただいたのですが、実は今から5年ほど前に企画していました。

ナチュロパシーの大学2年目のビジネスプランの授業でのこと。ナチュロパスはほぼ皆個人事業主として仕事をスタートするので、しっかり事業計画を立てていないとすぐに潰れてしまいます。このクラスは、卒業後にどうやってビジネスをやっていくかプランをする授業だったのですが、その課題で作ったプレゼンの中で、私は学生時代のブログのように静かに熱く「日本にナチュロパシーを持って帰る、何故ならば」を語りました。「で、何をするのか」の部分で、プライベートコンサルテーション以外にいくつか案を練っていましたが、そのうちの一つが「日本で一番大きいメディカルハーブ協会の人々をオーストラリアに連れてくるツアーを行う」というものがありました。JAMHAとオーストラリアのナチュロパシーの教育機関をつなげる目的です。

そのプレゼンの直後、前職仕込みのアニメーション付きキーノートプレゼンのせいか、はたまた、「いつも大人しいかなえがこんなに壮大な夢を持ってここに学びに来ていたのか」と思ったのか、クラスメートも目を丸くしてぽかんとしていました。「すごくいいプレゼンだった」と数人が声をかけてくれたのを覚えています。

そして、この授業の担当だったビジネス畑出身の先生もぽかんとしていた一人。私のナチュロパシーに対する真剣な気持ちが伝わったのか、これ以来この先生は私の師となり、私の頭の中の扉をどんどん開いてくれるメンターになってくださいました。私、光栄なことに、在学時に学校のアカデミック陣営が各協会始めインダストリーを代表する関係者と行う年次のAdvisory Committee Meeting(諮問委員会会議)に、この先生の推薦で1名しか選ばれない学生代表に選んでいただき参加しました。主に、各科目のカリキュラムの内容や変更点、アサインメントの質や内容のすり合わせを行うのですが、常々学校のカリキュラム(特にアサインメントの構成)の内容に感心していたので、聞いているだけですがものすごくためになりました。先生方からは「この委員会に出れるのはレジュメにかけるぐらい光栄なことなのよ」と言われましたが、留学生の私はピンとこず、でも実際に会議に出て内容を聞き、議論されている教育のカリキュラムの組み立て方の質の高さとそのインダストリーとの連携のあり方に非常に刺激を受けました。

教育機関、そのプロフェッショナルを統括する機関、サービス・商品を提供する会社、そして顧客の全てが存在しないとそのインダストリーは成り立たない、matureとは言えないと言う現実。常々頭で考えていたものを目の当たりする機会を得ました。

この委員会に出たことなども加味され、またまた例の先生の推薦で、アドバンスドディプロマ卒業時に最優秀学生賞をいただくに至ります。

そして、卒業の時にこの先生から「いつあのツアーをやるの?実現するのを楽しみにしてるわ」と言われていました。当時はまだ「いや、あれは授業の課題で、むにゃむにゃ。これから色々立ち上げていかないといけないし、10年後の目標で、むにゃむにゃ」などと思っていたら、帰国後一年ほど経った時に、留学前にメディカルハーブを学んだ大好きな恩師、JAMHAの理事もされている先生にツアーの企画に関してお声がけいただきました。

お声がけいただいた時に「すでにプランはできているのでいつでもできます!」と言える勢いで、大興奮。

そのツアーの実現です。このツアー企画の準備中、今年の7月に母校の副学長が来日した際にナチュロパシーの講座をJAMHAさんで開いていただく機会を得ました。今後もこのような機会が増えて、じわじわとゆっくり確実にナチュロパシー的考えが人々に広まっていくと良いなと思っています。

自分がいるべき場所にいる場合、計画を明確にしておき、日々起こる事に丁寧に対処していくと、いずれ扉が開き実現していきます。どんどん開いていくのです。

あのプレゼンを作って自分の想いを語ったこと、その後の努力、それを見守ってサポートしてくれ、かつ、新しい扉をどんどん開いてくれた講師陣。1つの計画が実現しますが、その目的は実はもっと先にあります。きっと委員会で得た刺激も次の何かにつながって、大きな目的を実現するための糧になるような気がします。

そして、このツアー日程。以前アストロカートグフィーをご紹介しましたが、占星術では、誕生日を自分のバースチャートで幸運線がかかる地域で過ごすのが良いとされています。このツアースタート初日の11月7日が実は誕生日。そして、まさに、シドニーからクイーンズランドにかけて走る私の幾つかの幸運線。その地域にまた導いてもらいます。なんだか、ちょっとしたご褒美みたいな感じです。

ゆっくりとですが、歯車がじわりじわりと噛み合って動いて行っているのを実感します。焦らず、ゆっくり、丁寧に、やっていきたいなと思います。