新講座:全身につながるお腹の健康シリーズ三部作

リーキーガットの講座を作ると宣言してからだいぶ時間が経っています。

リーキーガットを始めとする消化器の状態や腸内細菌叢の不均衡は、今では多くの慢性疾患との関係が示されていて、コンサルテーションでも当然必ず考慮に入れる点です。

腸や肝臓などの消化器系の疾患だけでなく、気分障害、アレルギー、発達障害、心疾患、1型&2型糖尿病、生活習慣病、自己免疫疾患など様々な病気に関係することがわかっています。

皮膚とつながっている消化器の表面は、私たちの体と外界との最初の接点になります。口から体に取り込む食材を始めとする物質は多種多様な為、消化器がダメージを受ける原因も千差万別で、とても複雑です。

その、『入り口』で問題が起こるからこそ、消化器だけの問題にとどまらず、全身の疾患に関わるわけです。

リーキーガットを語るならば、ディスバイオーシス(腸内細菌叢の不均衡)や、カンジダや、SIBO(内細菌異常増殖症候群)、遅延性食物アレルギー(食物不耐性)、食物過敏症などのことも話さないといけないけれども、これら全ては1つの講座で話せるボリュームでもない。

「うーむ、うーむ、IBSとディスバイオーシスを組み合わせるか?いやでもそうするとIBSと一緒に起こりやすいSIBOはどうする?それは2時間では無理!トリートメントのアプローチも広範囲すぎるし...うむむむむ」

この広大なお題を、一般の人が自分の症状を自分でアセスメントして改善できるようにするためにはどの切り口で話すのが一番いいのだろう?と、数ヶ月ゆるく悶々としてきていましたが、実際講座のコンテンツを作ろうとしているここ数日は悶々としすぎて機関車並みに頭から煙が出始めています。

本当に、これ、すごく大きなテーマです。

悩みに悩んだ末、『全身につながるお腹の健康シリーズ』3部作に分けることにしました。ジャ〜ン?

  • リーキーガットとディスバイオーシス
  • SIBOとカンジダ
  • 遅延性食物アレルギーと食物過敏症

まだ全部は出来上がってはいませんが、骨組みが固まったら後は早いのでオンライン講座の告知しちゃいます。

お腹が張る、げっぷがよく出る、下痢や便秘を繰り返す、ガスがよく出る、便やガスが臭う、などは体質ではなくて、腸内環境が崩れているサインです。また、消化器の症状が全く現れていなくても、何かしら慢性症状が続いている人や、食べているのに栄養を吸収していない人など、この『入り口』に問題があることが多いです。

ピンとくる講座にぜひお申し込みください。日時は週末と平日夜それぞれ設定していますので、お好きな方をお選び頂けます。

全身につながるお腹の健康シリーズ1:リーキーガットとディスバイオーシス

リーキーガットとは、腸壁の粘膜と細胞がダメージを受けて緩んでしまい、腸内の毒素や未消化の栄養素などが、腸壁の細胞の隙間から直接血中に取り込まれてしまう状態のことです。これがあらゆる疾患の症状の悪化を招きます。その原因の1つとなるのが腸内細菌叢のバランスの崩れ(ディスバイオーシス)です。ディスバイオーシスとリーキーガットがどうして起こるのかと、また、その対策方法をお話します。「全身につながるお腹の健康シリーズ」の基礎になるので、症状にかかわらず、すべての方にオススメです。SIBO、カンジダ、遅延性食物アレルギー、食物過敏症のいずれもリーキーガッットを起こす原因となるので、シリーズ1とその他気になるシリーズとの組み合わせの受講をオススメします。

  • 日時:7月13日(土)10:00〜12:00
  • 日時:7月17日(水)19:00〜21:00
  • 受講法:オンライン(2時間)
  • 費用:4,000円

全身につながるお腹の健康シリーズ2:SIBOとカンジダ

カンジダ菌は常在菌ですが体のバランスが崩れた時に増殖し悪さをします。SIBO(内細菌異常増殖症候群)は本来腸内細菌が入るべきではない小腸に腸内細菌が増殖する症状です。いずれも甘いものや炭水化物を多く摂ることで悪化します。IBS(過敏性症候群)を持つ方、婦人科系疾患を持つ方、ホルモンのバランスで気分の浮き沈みがある人、甘いものを欲する人、お腹がぽっこりする人、豆や果物を食べるとお腹がぽっこりする人、酵素食品で不調を感じる方、腟カンジダが出やすい人、消化不良やげっぷが多い人などにオススメです。

  • 日時:7月15日(月)10:00〜12:00
  • 日時:7月18日(木)19:00〜21:00
  • 受講法:オンライン(2時間)
  • 費用:4,000円

全身につながるお腹の健康シリーズ3:遅延性食物アレルギーと食物過敏症

遅延性食物アレルギー(食物不耐性)というのはアナフィキラシーなどを誘発するIgE抗体が関わる即効性アレルギーとは異なります。毎日同じ食品を食べることにより起こる不調で、IgG抗体が関わり、グルテン、卵、乳製品で起こりやすいものです。消化器とは関係のない既存の疾患の症状の悪化で現れたり、疲れや、アレルギー症状の悪化で現れたり、その症状は個々それぞれで、また摂取後遅れて現れるので気づきにくいのが特徴です。IgG抗体は胎盤を通って赤ちゃんに移行するので、妊活時に抗体を下げておくのがベストです。また、食物過敏症・食物不耐性とは食品に自然に含まれる化学物質に過敏に反応する症状で頭痛、アレルギーの悪化、発達障害の症状の悪化などの症状で現れます。また、この講座では、ヒスタミン不耐性についてもお話しします。
野菜などの食べ物でピリピリ感を感じる方や、酵素食品で不調を感じる方、アレルギー疾患をお持ちの方、コントロールが難しい慢性疾患をお持ちの方、下痢や便秘を繰り返している方、不調が食べ物に関連しているのではないか?と疑っている方など、幅広い方が対象です。

  • 日時:7月20日(土)10:00〜12:00
  • 日時:7月24日(水)19:00〜21:00
  • 受講法:オンライン(2時間)
  • 費用:4,000円

私の場合、消化器の不調は全くありませんが、シリーズ3のヒスタミン不耐性があります。甘いものを食べ過ぎてもやはり炎症は悪化するので気になる時はシリーズ2の対処もします。

そうなるとやっぱり全部必要なのですね。

今回は、情報が過多だったこれまでの講座よりもシンプルに作ろうと思っています。Q&Aの時間もちゃんとしっかり取る予定です。全て有用な情報かと思いますのでぜひどうぞ!

お申し込みはこちらのフォームから。