低ヒスタミン食と抗ヒスタミンスムージー

寒いですね〜、みなさま体調崩していませんか?

私は基本的にカビにアレルギーがあるので梅雨は苦手です。麹以来、体の奥で火種が燻ってしまっている感じですが、幾つかまた外的要因があり、アトピーっぽくなってきていました。新しい基礎化粧品が合わず目がまた腫れたのと、裏起毛の炊事用手袋が梅雨に入り一気に中が蒸れて、また手に出たのと。結構酷くなりかけていました。

治りかけると何か他の理由ですぐに火がつく。基礎化粧品も幾つかがセットだったので、どれが合わないのか確かめるのに幾つかのパターンで使っていたら、じわじわと全身の肥満細胞をしっかり刺激したようです。その場所だけでなく他の部分もじわじわきてました。

こうなってくると、これまで花粉症シーズンが終わった後に少しずつ食べれるようになっていたトマトや、バナナ、アボカドも食べるとチクチクチクチクし始めるようになりました。3食立て続けにお味噌汁を飲んでしまうとまたチクチク。もう出てしまっている皮膚の炎症を起こした部分も明らかに悪化します。

これはヒスタミン不耐症(Histamin Intolerance)の方の症状ですね。なので、先週から完全な低ヒスタミン食に変えました。お菓子も完全除去。フルーツと野菜スティックのみです。

やっと悪化が止まり、毎日少しずつ治り始めています。

もう、散々苦しめられたので、いい加減、アレルギー反応のトリガーになるアレルゲンなどの『発症の原因となる要因』と、アレルギー反応を引き延ばす『悪化・継続させる要因』の区分けができるようになってきました。

低ヒスタミン食にしているのに、悪化し続けていたら何かアレルゲンに接しているということ。

この両方が存在する限り、どんなに薬を飲んでも塗っても、どんなにサプリを飲んでも効きません。ステロイドも始めは効くけど、この2つを除去しないと、また、その上で体を変えないと、だんだんとステロイドが効かなくなり、ステロイド皮膚炎になってしまいます。

『発症の原因となる要因』(化粧品・手袋)を除去いて、『悪化・継続させる要因』(ヒスタミン含有食品)を避ける。

『発症の原因となる要因』は:

  • 即効性アレルギーのアレルゲン(IgE抗体が関わる、ハウスダスト、カビ、動物、大豆、そば、乳製品などに対するアナフィキラシーを起こす類いのアレルギー)

『悪化・継続させる要因』は:

  • ヒスタミン(ヒスチジン)含有食品の摂取
  • ヒスタミンを解放する食品の摂取
  • ヒスチジン同様のアミン類
  • あれば、遅延性食物アレルギー(IgG抗体が関わる食品に対する不耐性、長く食べ続けているものにより起こる)(私は特になし)
  • あれば、その他食品化学物質(シュウ酸塩、サリチル酸)など反応するもの(私は特になし)

ヒスタミン不耐性(不耐症)については前回の麹事件の時にも書きましたが、今回も書いておきます。ちょっとだけ綺麗にまとめたおさらいと追加の情報。

ヒスタミンを含む食品は、青魚含む魚・肉・大豆など完全たんぱく質で(体内でヒスタミンになるヒスチジンというアミノ酸を必ず含むため)、特に時間をおいたもの。時間を置く・発酵の過程でヒスチジンがどんどん増加します。

また、ヒスタミン不耐症というのは、ヒスタミンを分解する酵素、DAO(ジアミンオキシダーゼ)が十分に作れずに、体内にヒスタミンが過剰に増えてしまう症状です。アレルゲンに触れて体内でヒスタミンが増えたところで、さらにヒスタミン含有食材を摂ると体内のヒスタミンがどわっと増えてしまい、かゆみやアトピーが悪化します。

その他の症状は:

  • 頭痛、偏頭痛
  • むくみ
  • 鼻づまり、くしゃみ
  • 蕁麻疹
  • 皮膚の赤み
  • 気分障害やパニック障害
  • 疲れ
  • 動悸
  • 生理不順
  • 発達障害の症状の悪化

ヒスチジン含有食品以外に、ヒスタミンを解放してしまう食材や、同じアミン類でDAOをシェアしてしまうため一緒に食べるとそちらにDAOが取られ実質ヒスタミンを増やしてしまう食品があり、避ける食品のリストとしては:

  • 缶詰、燻製、塩漬け、麹漬け、粕漬けなどの魚・肉・卵、加工した大豆食品(きな粉、高野豆腐、湯葉、豆腐)
  • 発酵食品(発酵の過程でヒスチジンが膨大に増加):納豆、キムチ、味噌、醤油、麹甘酒、チーズ、酢、酵素系サプリメント、プロバイオティクス
  • ほうれん草、トマト、ナス、アボカド、オクラ、バナナ
  • 柑橘類、パイナップル、くるみ、カシューナッツ、硝酸塩・亜硝酸塩を使用したドライフルーツ
  • 種類によるのでほどほどに:キノコ類、豆類
  • カカオ、アルコール(特にワイン、ビール)

とにかく、新鮮な食材を使って調理すること。今は青魚は念のため避けていますが、肉も魚も新鮮なものは食べています。とにかく一番の敵は発酵食品。

あ、かゆみが増えるので砂糖はもちろんご法度です。

今回も結構酷くなりかけていたのが、低ヒスタミン食と、生姜茶とナチュラル抗ヒスタミンスムージーで徐々に治りつつあります。

以前紹介したターメリックジンジャーティーよりも効くジンジャーティー。やはり原点に帰ります。大昔、全身アトピーを治してくれた生姜茶です。

生姜茶の作り方:

  • 材料:
  • 生姜 1つ
  • 水 1.5L
  • はちみつ少々
  1. 生姜をよく洗い(スプーンで汚れをこそげ落とす)、皮ごとスライスしてベランダに2~3日干します。
  2. 小さくしなびたら、1.5L程度のお水に入れて沸騰させ、日を弱めて30分から45分ほど煮(煎じ)ます
  3. 冷蔵庫で保管し、 飲む前にカップに入れてレンジで温めるなどして、蜂蜜を少し入れて飲んでください。1日2杯飲みます。
  • 30分ほど蒸してから1の乾燥をするとさらに効果があります。
  • 生姜を幾つか乾燥させ、すりつぶして粉にして保存しておき、スープなどのお料理に使うと良いです。

こちらはインスタにも載せた、ヒスタミンのピリピリを落ち着かせてくれるスムージー。1日1杯飲んでいます。

ナチュラル抗ヒスタミンスムージー

  • 材料:
  • りんご 1つ
  • クレソン 2本程度
  • パセリ 指先で一掴み程度
  • お水 全部が混ざるように100~150cc程度

作り方:全部をミキサーに入れてブレンドして終了。

これに、フィッシュオイルと1日3回ビタミンCを飲んでます。

※フィッルオイルは却って蕁麻疹とか出てしまう人もいるので様子を見ながら摂ってください。

もうね、この生姜茶とナチュラル抗ヒスタミンスムージーはやめられない。日が経つごとに、落ち着くんです。本当にゆっくりですが、良くなっていきます。大昔全身のアトピーを治したのも豊富温泉の後はこの生姜茶だけでしたから。

生姜♡

それにしても、2年半前の帰国時からずっとアトピーの再発には悩まされましたが、ヒスタミン大爆発を引き起こす発酵食品大国の日本で、低ヒスタミン食の食指導ができるようになるまで、与えられた試練なのだと改めて思いました。たまに酷くなりますが、抗ヒスタミン剤も全く飲まないでなんとかしています。

先日やっと細かいヒスタミン不耐症用食材リストも新しく出来上がって使用を開始し始めたので、気になる方はコンサルテーションを受けてくださいませ〜♪


低ヒスタミン食と抗ヒスタミンスムージー」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 一息ついて | Wholeness of Nature

  2. ピンバック: ニキビのできやすい体質におすすめの食事法 〜低ヒスタミン食の例|15年間治らなかったニキビを本気で治すアラサ

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