手抜き弁当応援歌

コンサルでお話しする食事改善に関しては、その方の生活環境に合わせた提案をしていくことになるのですが、お弁当をお勧めすることもあります。

男性はそもそもお弁当を作る人は少ないので、ランチで何を選ぶかをお勧めしたり、女性の場合、外食のランチだと糖質が高すぎ、かといってしっかり食べないと体が持たないお仕事だったりした場合、お弁当をお勧めすることがあります。

「前夜の残りものばかりもいやだし、でも朝は時間がないから...」と諦めないで!

私は、手間なし・時短、美味しさ、栄養価が全部同じくらい重要。見た目の綺麗なお弁当は、食べるのは大好きですが、自分が作るとなると手間がかからないことが第一なので、見た目は全く無視。

結果、上の写真が私のお弁当。雑すぎて、しかも週の後半のものなので材料も少なく、本当はお見せする代物ではありませんが、この型にはまりまくった日本の生活様式の中で「こういうのもありなんだよ」と云う例をお見せするのも悪くないと思いまして。いいのです、雑でも。

日本的な綺麗なお弁当を作ろうと思うと時間がありませんが、そこにこだわりさえせず、朝、準備に10分の時間さえあれば、美味しいお弁当ができちゃいます。

綺麗なお弁当やお料理を見せる、食と美の指導者の方々はたくさんいらっしゃるので、美の担当はそちらにお任せ。私は質実担当で、全国の横着さんの応援歌を。

もはや、今となっては私の8割のお弁当はこれ。野菜と肉または魚のストウブの無水煮。前日の夜の残りを分けたり、週末に作り置きをしておくより、その時にあるもので朝10分で作る方が楽で私の生活には合っています。

とまぁ、それにしても写真のものはいつになく雑ですが。確か金曜日のものなので、野菜もなくなって玉ねぎと人参しかなく。でも、大きい人参1本と玉ねぎ1個まるまる入ってます。それに豚ヒレ。全部塩味だけで、この場合はデュカ(Dukka:ヘーゼルナッツ、コリアンダーやクミンなどのナッツとスパイスのミックス)をかけて終了。普段はサーモンの切り身が多く、野菜もう1種類、プラスきのこ1種類程度が入っていて、色的にもう2色ぐらい多いです。スパイスもかけないことが多く、塩だけ。無水煮なので素材の味がすごく出ます。調味料不要です。

朝、野菜をざくざく切って、肉か魚と一緒に塩を振ってストウブに入れて。これに5分程度。豚ヒレや鶏は焼き目をつけるので追加で5分ほどかかりますが、サーモンや魚ならばそのまま入れてOK。火にかけて蒸気が出るまでに4~5分。そこから弱火にして、シャワーを浴びている10分間に出来上がり。ストウブの中のものをドバッとガラス容器のタッパに入れ替えて、終了。

炭水化物が欲しかったら、玄米ミックスご飯の小さいおにぎり一個。

小さいお弁当箱にご飯とおかずを入れると、野菜が少なすぎる。摂りたい野菜とたんぱく質の量を考えると、お弁当箱は野菜とたんぱく質だけでいっぱいいっぱいになるので、最近はご飯は別にしていることが多いです。炊いていない時は、たまにご飯なしの時もあります。

本格的に野菜を食べたい時は大きなタッパにレタスなどを入れてどわっとオリーブオイルをかけて、そこに野菜山盛り、たんぱく質をど真ん中において、「プロテイン入りサラダボウル」を豪快に持って行ったり。

無水煮は、そもそも手がかからないのに、唸るほど美味しい。たまにね、美味しすぎてお弁当箱の中覗き込むぐらいです。綺麗な人を振り返って見てしまう感じ。美味しくて、見ちゃう。見てももうそこにはないのだけれども。

最近、スーパーに行くと、もう秋だなって思います。わくわくするほど果物の種類が豊富だから。大好きないちじくもシーズンだし。

明日は鶏肉の無水煮ソテーといちじくのソースに決まり。そこに野菜の無水煮をたっぷりとね。