電磁波過敏症と化学物質過敏症

先日、なーんとあの「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんのリンゴをいただく機会がありました。「自然食品コハル」で♡ 超貴重なリンゴなので薄い一枚をいただきましたがその豊かな味と甘みにとろけました。化学物質過敏症の人も食べられるリンゴです。

化学物質過敏症の人は食材に含まれる化学物質にも衣服や生活雑貨や空気中の化学物質にすら反応します。納豆の発酵菌が自然のものでなくても(今普通に売られているものはほぼ全て化学培養の菌です)反応してしまう重度の方もいらっしゃいます。頭痛、動悸、吐き気、疲れ、不安感、うつ、集中力の低下、生理痛、関節痛、皮膚炎など様々な症状が現れます。私のクライアントさんにも数名いらっしゃいます。(ちなみに化学物質過敏症はナチュロパシーで対応可能です。私のクライアントさんたちもとても元気になられました!)

化学物質過敏症は聞いたことがある人もいるかと思いますが、電磁波過敏症は聞いたことがありますか?電磁波を出す携帯、家電、モーター機器、高圧線などの影響で体調が悪くなる症状です。出る症状も化学物質過敏症と非常によく似ており、非常につらいものです。

これまで電磁波過敏症のクライアントさんはいなかったのですが、私が本腰入れて電磁波過敏症に向き合い始めたのは豊富温泉で出会った電磁波過敏症の方からじっくりお話を伺ったのがきっかけ。

電磁波については、不妊、男性の精子の減少、子どもの脳への影響、発ガンの可能性があるとされています。実際に国際がん研究機関(IARC)は、携帯電話の電磁波と脳腫瘍のリスクについて「限定的な証拠(limited evidence)が認められる」と公表し、電磁波をDDTやアセトアルデヒドなどど同じカテゴリーで発ガン性の可能性があるグループにカテゴライズしています。数年前に1日30分以上の携帯の使用を5年以上続けると脳腫瘍のリスクが2〜3倍になるという研究報告もされています。

携帯を耳につけて使用すると脳のガンのリスクを上げるのでやめましょう、とか、男性はポケットに携帯を入れるのをやめましょうとか聞いたことがあるかと思います。どれも研究の結果が出た上の警告です。ちなみに今流行っているワイヤレスイヤホンも電波で飛ばしているので、電磁波すごいですからね。ワイヤードの方が良いです。

化学物質過敏症と電磁波過敏症はともに原因を突き止めるまで難しく周りには仮病を使っていると思われたりするなど、辛い症状に見舞われながらも周りの理解が得られず、判明するまで非常に辛い思いをされる人が多いそうです。化学物質過敏症と電磁波過敏症は併発することも多いのですが、程度を測ることも難しく、各国の実際の発症率はわかっていません。アメリカでは3~6%と言われていてますが、それは重度で発症している人であって、体調不良の原因がわかっていない人や軽度または私のアトピーのように二次的に化学物質で症状を起こす人も含んだら相当なパーセンテージだと思います。

その発症の原因として考えられているのは、主に農薬や殺虫剤などに含まれる有機リン化合物や重金属。農薬というものは昆虫の神経系に作用しますが、人も昆虫も神経系は似たような作り。神経伝達物質に影響を与えます。また、重金属に関しては、それ自体が毒性が高く神経にも影響を与えますが、体内に重金属が存在すると外からの電波に反応するわけです。

電磁波に被曝すると細胞のカルシウムイオンが流出することや体内の非常に重要な抗酸化物質であるメラトニンが減少することがわかっています。メラトニンは睡眠のホルモンでもありますが、強力な抗酸化作用があり、今海外では高濃度のメラトニンをガン治療に使用するほどです。電磁波への被曝で活性酸素が増え細胞にどんどんダメージを与えますが、その活性酸素を除去してくれるメラトニンが減ってしまいます。カルシウムイオンの流出は体内に傷ついた細胞を残します。

有機リンも電磁波も、神経伝達物質に影響し、体内に活性酸素を増やし、抗酸化物質を減らし、DNAを傷つけていきます。

ここでみなさんに注意喚起したいのですが、これらの影響が体調不良の形で症状として出ている人が化学物質過敏症と電磁波過敏症と診断されているだけで、みなさんの身体でも気づいていないだけで大なり小なり起こっています。それが違う形で現れるだけです。

化学物質過敏症や電磁波過敏症、アトピーの人も症状がひどいと化学物質がさらに症状を悪化させるので触れなくなりますが、そういう人たちを「弱者」として例外として扱い「彼らは体が弱いから反応しているのであって、自分は健康だから大丈夫だ」と思わないで欲しいのです。ぜひ、これらの人々の訴えることに耳を傾けて欲しいです。化学物質や電磁波が人の体に影響を与えているという事実に。

電磁波は特に未発達の子供達の脳に影響を与えます。体の部位でも受ける周波数は変わるので、お母さんが受ける影響と、お腹の中の赤ちゃんが受ける影響は異なります。お腹の中の赤ちゃんが受ける電流密度の方が高いのです。発達障害のお子さんでは重金属がたまっていることがケースが多いですが、発症の原因や重症度について電磁波の影響もあるのではないかと懸念されています。

で、これは全部前置き。長い!何を話したいかというと、電磁波測定器を買ったのね。その結果をお知らせしたく。続きはまた明日。

ちなみに「奇跡のリンゴ」知らない人は本を読んでみてね。木村さんが一生懸命従来の農地で無農薬でリンゴを作ろうとして虫にやられまくっていたリンゴの木たちが、今の我々の体です。化学物質にまみれ栄養が枯渇した土に育てられた我々の体。化学物質に頼る便利な世界は環境を破壊しているだけでなく、私たちの体も破壊しています。そして5Gの世界に危機を感じて欲しいと思ってます。

本当に必要なのか?

では、また明日!