太極拳のすすめ

以前、太極拳を始めたと書きましたが、今となっては1日たりともお休みをしたくない最優先のルーティーンになりつつあります。

私が通っている太極拳の講座は、1989年に私が中国に行く前に中国語を習った日中友好協会が主催するもので、神保町の東方学会ビルに入っています。

こちらのビルは東方研究にゆかりの深い会社や団体が幾つか入っていて、作りも中国風。中国風というか、日本でも大学などの古い建物にたまにある感じ。中に入ると中国の大学の建物を思い出します。そこの階段に面した廊下にいつも花が生けられているのですが、これは「温室」さんがいけてらっしゃるのではないかと思います。冒頭の写真。絵のように見えますが、写真です。以前、私の大好きな東大の心臓内科医稲葉先生の講座があって温室さんにお邪魔する機会がありました。素敵な人に会いに行くと素敵な人につながります。

そこのビルの一番上に太極拳の道場があります。

まだ習いたてなので大して何もできず、10年ほど体を動かしていなかったガチガチな体をほぐしている最中なので、太極拳を語ることもおこがましいのですが、言っちゃいます。太極拳の基本の姿勢をとるのがとにかくすごく気持ちがいい。

足を肩幅に開いて、臍の下の丹田にグッと力を入れ、少し腰を落とす感じで仙骨(尾てい骨の先)を内側に巻き込みます。下の図の右側ですね。湾曲している背骨をまっすぐにして仙骨をやや上方に向ける感じで巻き込むんです。

そうすると自然と頭の上丹田、胸の中丹田、臍の下の下丹田がまっすぐになり、要するにチャクラが全部まっすぐになり、エネルギーが頭上から地上に簡単にストーンと取り込めます。私を生きるセラピーをしたことのある方ならわかると思いますが、天地人の瞑想と同じですね。

本当、スコーン、うほー!と簡単に行くので、気持ちがいい。こういうことをしているとハワイの直子さんとかには「かなえちゃん、スコーンっていってるねぇ」とばれます。

動きの1つ1つに武道としての型の意味があり、骨の動きにも意味があり、地にしっかり足をつけていくことで体が自然と動いていく動きになっています。なので、常にグラウンディングしている感じです。

この仔細な動きを事細かに上手に理論立てて説明してくれる先生と出会えました。ものすごく丁寧に教えてくださる先生で、「そうそう、こういう風に太極拳を習いたかったんです」という理想の先生。中村早苗先生。私は恐ろしく運動音痴なので頭で理解させてもらえてやっと人の6割程度体を動かせる程度。なので頭で理解させてくれる先生に出会えたことは本当にラッキー。

習う前に「習得するのに時間がかかるだろうな」とは思っていましたが、多分5年ぐらいはかかりそうな気がします。で、ですね、習得して森の中や自然の中で太極拳をやったらたいそう気持ちが良いだろうなぁと、確信があります。

なので、新しい目標。55歳までに習得して、その後「太極拳をやったら気持ちが良いだろう」という場所に点々と旅行をして、もしくはそういう場所に住み太極拳をすること。いいね、これやります。

でね、70歳、80歳になってもやりたいのですね。太極拳を。できればナチュロパスの仕事もしつつ。本を書いてもいいかな。そんな日々を送りたいので今から土台を作ります。